NY金
5月20日高値(2454.2)から右肩下がりの抵抗線を上抜け、三角保合いを上抜けたNY金はその勢いで6月7日安値(2304.2)と26日安値(2304.7)で構成するダブルボトムのネックライン、6月21日高値(2382.6)を上抜け。ダブルボトム完成と低調な雇用統計などから9…
雇用情勢が減速の兆しとなったのに続き、インフレ鈍化も鮮明となった7月第2週。米FFRBにとってのヂュアル・マンデートに黄色信号が点灯したような状態となり、利下げ開始も時間の問題に。市場の思惑としても9月利下げ開始をほぼ織り込む状態となり、これが原…
6月のISM製造業景況指数と非製造業景況指数はともに節目50割れと低調、雇用指数もともに50割れ。ADP雇用者数も低調、新規失業保険申請件数は増加、継続受給者数に至っては2年7ヵ月ぶりの高水準。冴えない指標結果が続いた7月第1週は米長期金利低下とドル安基…
週末の5月PCEは事前予想どおりの結果となり、インフレ鈍化の進行は確認できたものの、ハト派傾斜への勢いが増すほどでもなかったようで、ドル高の勢いも弱まらず。スローペースでのインフレ鈍化の一方で、失業保険申請件数や受給者数の増加傾向が強まるなど…
米経済指標の結果に一喜一憂し、FRB高官発言にも影響されながら、年末に向けての利下げ見通しが揺れ動く状況が続く6月。2024年折り返しまで残り1週間となった状況でも三角保合いが続くNY金。月末のインフレ指標などをきっかけに保ち合いブレイクへと向かうに…
CPIが事前予想を下回ってドル安、NY金は上昇。しかし直後のFOMCでは年内利下げ見通し1回、これを受けて巻き戻しの流れとなってNY金は反落。ただしその流れも続かず、NY金は下げ渋り。インフレ鈍化傾向の継続は確認できるものの、そのスピードは遅く、利下げ…
5月雇用統計もサプライズ。今年に入ってからの米雇用統計は先月発表された4月分以外は全て上振れ。強過ぎる雇用情勢は先月の4月分でようやく市場予想を下回り、雇用統計以外の指標でも最近は予想を下回る低調な結果も目につき始め、FRBの利上げ効果もやっと…
インフレ高止まり懸念は若干緩和されたものの、鈍化の勢いは依然として強まらず。年内利下げ開始に黄色信号となりそうな状況も緩和され、夏場に向けての焦点は大統領選前、9月に1回めの利下げができるかどうか、という状況にも。最高値更新後にダブルトップ…
週明けにはイラン大統領のヘリ墜落報道をきっかけに地政学リスクから急騰したNY金、最高値更新後には地政学リスク後退とともに巻き戻しの流れとなって調整へ。その後はタカ派的なFOMC議事要旨や5月PMI速報の予想外の上振れなどもあり、急落の展開に。三角保…
15日の米4月CPIは今年初めて事前の市場予想どおりの結果となり、インフレ鈍化再開の兆し。スローペースながらもいずれFRBの目標2%に向けて低下していくことを再確認する結果にも。この後、一定の金利低下とドル安の流れとなったこともあり、NY金は反発局面…
4月12日の最高値更新以降、調整局面が続いたNY金は3週間後の5月3日にいったん底打ち。ちょうど3日の雇用統計が低調となり、その後の米経済指標でもやや低調な結果が目立ち、後退していた年内利下げ観測再燃とともに1週間の反発局面を形成。結果的に最高値を…
世界各国の中央銀行による金買いと中国での金消費需要などを原動力とした金価格急騰局面が4月に落ち着き、調整局面入りとなったNY金。この週末には米国の雇用統計が予想よりも低調となって長期金利低下とドル安の流れが強まったものの、NY金の上昇は瞬間的な…
米金融政策や金利、為替動向などに左右されない、金消費需要などによると思われる金買いのやや一方的な勢いが落ち着き、2400ドル台まで駆け上がったNY金の調整局面も今週、2300ドル付近までの急落で一服となった可能性も。この週末には米3月PCEの結果を受け…
中東情勢緊迫化など、地政学リスクにも一定程度はサポートされながら、インフレ高止まりに伴う利下げ先送り懸念が強まる状況となるなかでもNY金の買いは止まらず。先週末には一時的に2400ドル台半ばまで急騰し、長めの上ヒゲを残して折り返し、一服感と過熱…
CPIが3ヵ月連続で市場予想を上回ってインフレ高止まり懸念が強まり、ドル高の流れが強まろうともNY金の指標結果への反応は限定的に。利下げ開始先送り観測が強まろうとも、いずれは利下げフェーズ到来見通しに変更なし、とばかりにNY金の買い圧力の勢いは止…
中東の地政学リスクも多少は影響したかもしれません。しかし、それ以上にリスク資産として、投資対象としての金買い需要やアジアの金需要、世界各国中銀の外貨準備の一部としての金買い、ドル離れを意識する国々の旺盛な金買い需要など、様々な需要と思惑が…
FOMC後の急騰で過去最高値を更新、2225.3ドルまで上昇して失速したNY金は、上ヒゲを残した翌日にも一段安、となったのが1週間前。短期的にはやや行き過ぎた展開からの巻き戻しとなり、上昇チャネル下限ライン方向へともう一段の調整も予想され、月末月初には…
3月FOMCでは年内利下げ見通し3回を維持。利下げ慎重論や、利下げペース減速、よりタカ派見通しへの警戒感がいったん後退?したかどうかはともかく、一区切りとなったことをきっかけにNY金は急騰。FOMC後の時間外に最高値を更新し、2225.3ドルの高値をつけて…
2月27日にNY金は終値(2044.1)で一目均衡表の転換線(2024.8)と基準線(2039.8)を上回り、雲の上限(2044.0)をわずかに上抜けて三役好転。その後、急騰局面を形成して3月8日には高値で2203.0ドルまで上昇して過去最高値を更新。概ね2000ドルから2100ドル…
12月高値(2152.3)から上値を切り下げてきたレジスタンスラインを突破して中期三角保合いを上放れて急騰、概ね2000ドルから2100ドル近辺までの保ち合いレンジ上限に到達したのが1週間前。NY金はそこから連日、終値ベースでは最高値更新。微妙に低調な米経済…
2月半ばにかけては早期利下げ観測後退などが下押し圧力となり、NY金は三角保合いを下抜け。一定の下落幅をこなして2000ドルの大台近辺ではサポートされる格好にもなり、2000ドル台半ばへと巻き戻した状態で2月末へ。予想外に強い米経済指標などが重石となる…
三角保合いを下抜けたNY金は、「2月1日高値から2月5日安値までの下落幅52.4ドルを、2月7日高値(2061.3)起点に減算=2008.9ドル。」の流れで14日安値で2000ドルの大台割れ、1996.4ドルまで下落。早期利下げ観測後退の流れで下押し圧力が強まっての下値トラ…
三角保合いが続いたNY金は、2月後半には上下どちらかへブレイク。下方向なら2000ドルへ、上方向なら2100ドルへ。そう予想するやいなや、1月の米CPIが予想を上回り、インフレ高止まりが意識されて早期利下げ観測が後退。13日に急落となったNY金は三角保合い下…
インフレ鈍化基調継続を背景に利下げフェーズ開始が見込まれる状況にサポートされる反面、堅調な雇用情勢などから景気減速もそれほど進行せず、早期利下げ観測後退に伴い上値も重い状態のNY金。12月以降、短中期的には上下動を繰り返す形で横ばい推移傾向が…
下降チャネルを構成して雲の中での推移が続き、下値も微妙に切り上げて三角保合いも形成。NY金がその先端付近に到達した状態で月末FOMCを迎えたのが1週間前。既に3月利下げ観測はゆるやかに後退しつつあった状態ながら、それでも5月以降には利下げ開始となる…
3月利下げ観測がゆるやかに後退し、同じようにゆるかに軟調傾向が続くNY金。下降チャネルに沿って上値を切り下げる流れが続く一方で、一目均衡表の雲の中での先行き不透明感から、方向感も喪失気味となって横ばい傾向となり、12月安値(1987.9)からゆるやか…
1月第3週は米消費指標や雇用指標の好結果、ウォラーFRB理事やサンフランシスコ連銀のデイリー総裁、シカゴ連銀グールズビー総裁たちの早期利下げ牽制発言などもあり、3月利下げ観測が後退。市場の思惑として、利下げ開始は5月以降へと後ズレ。これに伴い、米…
年末にピークアウトしたNY金は年初からの軟調推移が1月第2週も継続。10月安値を起点に下値を切り上げてきたサポートラインをあっさり割り込んで中期三角保合い下方ブレイク。11日には、米12月CPIが予想外に下げ渋ったことを受けて3月利下げ観測もやや後退、N…
10月後半に5%まで上昇した米10年債利回りが年末にかけて一方的に低下し、ドル安基調もこれに追随。呼応する形で年末にかけて水準を切り上げたNY金は12月初旬に最高値を更新。 12月にはやや乱高下気味の展開にもなり、年末年始にかけてはレンジを縮小する三…
FOMC通過時点でほぼ年内の重要イベント終了、と同時にNY金の乱高下気味の展開も落ち着きを取り戻し、2024年に向けては新たに保ち合い傾向の展開となり、10月以降の上昇チャネルはいったん崩れる可能性も。そんな1週間前の予想に反し、NY金の上昇チャネルは継…