相場見通し
10月末に2800ドルの大台に到達したNY金は90日移動平均線を大きく上回り、20日移動平均線にサポートされて6月末から4ヵ月続いた上昇トレンドにピリオドを打ち、調整局面入り。11月序盤に20日移動平均線を割り込んでトレンドが崩れると急降下、11月半ばには90…
1週間前に雲の下限でサポートされ、下ヒゲを残して下げ止まりの可能性を残したNY金。結果的にこれでいったん底打ち、6月安値(2304.7)から10月最高値(2801.8)の半値戻し(2553.3)を達成したところで調整局面を終了。三役逆転の弱気相場入りをギリギリ回…
夏以降の中期上昇トレンドで5回の上昇局面と5回の調整局面を形成してきたNY金。その5回めの調整局面は雇用統計から米大統領選、FOMCなどの重要イベントを通過した11月第2週末時点で反発の動きもあり、6回めの上昇局面形成へと向かう可能性も想定された状態か…
NY金は今年、春から初夏までの保ち合いを抜け出し、6月末から中期上昇トレンドを形成。6月26日安値(2304.7)を起点に、10月30日高値(2801.8)まで、4ヵ月で500ドルほど水準を切り上げた上昇局面では、5回の短期上昇局面と、5回の調整局面を繰り返してきま…
6月末安値2304.7ドルから上昇、調整のサイクルを4回繰り返し、1週間前には5回目の上昇局面で2772.6ドルの高値をつけていたNY金。その日(10/23)の急反落で2722.1ドルの安値をつけていたことから、5回めのピークをつけて調整局面の途中か、もしくは上昇途中…
夏以降、上昇トレンドが続いて過去最高値更新も止まらないNY金、6月末安値2304.7ドルから10月末高値2772.6ドルまで、4ヵ月で合計467.9ドルの上昇。この間、コンスタントに上昇局面と調整局面を繰り返し、6月24日安値から7月17日高値までの上昇値幅は183.7ド…
9月後半以降、概ね2650ドルから2700ドルまで、値幅50ドル程のレンジで高値保ち合いを形成したNY金。10月初旬には雇用統計のポジティブ・サプライズを受け、大幅追加利下げ観測後退に伴い保ち合い下放れ。しかし11月FOMCでの据え置き予想など、極端にタカ派方…
一週間前の9月雇用統計サプライズ直後には、NY金の下押しも限定的となったものの、第2週にかけては利下げ見通しを巡って思惑が交錯。11月FOMCでの大幅利下げ観測が後退し、徐々に据え置き予想も台頭、週半ばにかけてドル高の勢いも強まってNY金は急落。9月後…
ヒズボラとの紛争がエスカレートしてイスラエルはレバノン侵攻。ヒズボラ幹部殺害などに対する報復としてイランからは弾道ミサイル180発超がイスラエルに。これに対してイスラエルはイランへの報復を示唆。中東情勢が緊迫化、地政学リスクがエスカレートし続…
2週間前に2600ドルの大台を超えたばかりのNY金は今週、一時2700ドルの大台超え。中央銀行の金買い需要に欧米や中国での金消費需要の拡大などを背景に価格高騰が続いてきた流れに、足下では米国の利下げフェーズ入りを好感し、中東での地政学リスク拡大懸念な…
これでいったんは急騰局面一服となり、NY金は多少の調整を含めて新たな展開へと向かう可能性も。0.25%か0.50%か、利下げ幅を巡っては市場見通しも分かれる状況で迎えた9月FOMC、結果は0.50%の大幅利下げ。直後の市場反応はやや乱高下気味の展開となり、や…
9月FOMCでの利下げ開始が規定路線となり、夏場に堅調推移となったNY金。インフレ収束と労働市場の悪化懸念や景気減速への警戒感などから大幅利下げ観測も台頭。9月会合では0.25%利下げか、それとも0.50%利下げか。米経済指標に一喜一憂しながら利下げペー…
8月20日に2570.4ドルの最高値を記録して夏場の急騰局面一服となったNY金、その後の調整局面でも2500ドルの大台を維持。6月末安値(2304.7)から8月最高値(2570.4)の23.6%戻し(2507.7)近辺まで、浅めの調整にとどまって高値保ち合いの様相で9月FOMCへ。…
米FRBが金融政策転換期を迎え、利下げ開始は時間の問題、と想定しながら高値保ち合いを形成したのが4月から7月初旬まで、NY金は概ね2310ドルから2440ドル程度までのレンジで上下動。その後、インフレ収束への流れや雇用情勢不安も台頭し、早期利下げ開始と大…
ある程度市場織り込みも浸透していた9月会合での利下げ開始を、パウエルFRB議長が改めてプッシュした格好にもなったジャクソンホール会合。ドル安の流れが一段と進行し、最高値更新後の大幅調整の兆しとなっていたNY金も急反発。最高値圏再トライの様相に。…
米国の個人消費の堅調ぶりが確認され、リセッション懸念が後退したことで9月の大幅利下げ観測も後退。それでも9月からの利下げ開始はほぼ確実視され、その先の利下げフェーズ入りも揺るがない状況となり、NY金は高止まり。ウクライナ、中東情勢などの地政学…
米国のリセッション懸念も高まり、足下では急速に年内利下げ積極論が優勢となりつつあります。年内、そして来年の利下げペースについては、インフレ鈍化の動向や雇用情勢によって、この先もしばらく一進一退の攻防となるのかもしれません。ただし半年先、あ…
7月FOMC後のパウエルFRB議長会見では、予想どおり次回9月FOMCでの利下げの可能性を示唆。2日後の7月雇用統計は予想以上に低調。雇用者数の伸びは急減速、失業率は急上昇、賃金インフレ鈍化は一段と進行。9月利下げの「可能性」を示唆するや否や、即「ほぼ確…
二転三転してきたFRBの利下げ見通し、これまでも9月開始予想は何度も強まっては後退してきた経緯もあり、揺れる見通しに沿ってNY金も高値保合いで上下動。ボラティリティも急拡大と縮小状態を繰り返す形でNY金は不安定化。今週も4-6月期GDPの予想外の上振れ…
5月20日高値(2454.2)から右肩下がりの抵抗線を上抜け、三角保合いを上抜けたNY金はその勢いで6月7日安値(2304.2)と26日安値(2304.7)で構成するダブルボトムのネックライン、6月21日高値(2382.6)を上抜け。ダブルボトム完成と低調な雇用統計などから9…
雇用情勢が減速の兆しとなったのに続き、インフレ鈍化も鮮明となった7月第2週。米FFRBにとってのヂュアル・マンデートに黄色信号が点灯したような状態となり、利下げ開始も時間の問題に。市場の思惑としても9月利下げ開始をほぼ織り込む状態となり、これが原…
6月のISM製造業景況指数と非製造業景況指数はともに節目50割れと低調、雇用指数もともに50割れ。ADP雇用者数も低調、新規失業保険申請件数は増加、継続受給者数に至っては2年7ヵ月ぶりの高水準。冴えない指標結果が続いた7月第1週は米長期金利低下とドル安基…
週末の5月PCEは事前予想どおりの結果となり、インフレ鈍化の進行は確認できたものの、ハト派傾斜への勢いが増すほどでもなかったようで、ドル高の勢いも弱まらず。スローペースでのインフレ鈍化の一方で、失業保険申請件数や受給者数の増加傾向が強まるなど…
米経済指標の結果に一喜一憂し、FRB高官発言にも影響されながら、年末に向けての利下げ見通しが揺れ動く状況が続く6月。2024年折り返しまで残り1週間となった状況でも三角保合いが続くNY金。月末のインフレ指標などをきっかけに保ち合いブレイクへと向かうに…
CPIが事前予想を下回ってドル安、NY金は上昇。しかし直後のFOMCでは年内利下げ見通し1回、これを受けて巻き戻しの流れとなってNY金は反落。ただしその流れも続かず、NY金は下げ渋り。インフレ鈍化傾向の継続は確認できるものの、そのスピードは遅く、利下げ…
5月雇用統計もサプライズ。今年に入ってからの米雇用統計は先月発表された4月分以外は全て上振れ。強過ぎる雇用情勢は先月の4月分でようやく市場予想を下回り、雇用統計以外の指標でも最近は予想を下回る低調な結果も目につき始め、FRBの利上げ効果もやっと…
インフレ高止まり懸念は若干緩和されたものの、鈍化の勢いは依然として強まらず。年内利下げ開始に黄色信号となりそうな状況も緩和され、夏場に向けての焦点は大統領選前、9月に1回めの利下げができるかどうか、という状況にも。最高値更新後にダブルトップ…
週明けにはイラン大統領のヘリ墜落報道をきっかけに地政学リスクから急騰したNY金、最高値更新後には地政学リスク後退とともに巻き戻しの流れとなって調整へ。その後はタカ派的なFOMC議事要旨や5月PMI速報の予想外の上振れなどもあり、急落の展開に。三角保…
15日の米4月CPIは今年初めて事前の市場予想どおりの結果となり、インフレ鈍化再開の兆し。スローペースながらもいずれFRBの目標2%に向けて低下していくことを再確認する結果にも。この後、一定の金利低下とドル安の流れとなったこともあり、NY金は反発局面…
4月12日の最高値更新以降、調整局面が続いたNY金は3週間後の5月3日にいったん底打ち。ちょうど3日の雇用統計が低調となり、その後の米経済指標でもやや低調な結果が目立ち、後退していた年内利下げ観測再燃とともに1週間の反発局面を形成。結果的に最高値を…