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2340ドルの攻防ライン下抜け、調整局面続くNY金は38.2%戻しへ

2340ドルの攻防ライン下抜け、調整局面続くNY金は38.2%戻しへ

世界各国の中央銀行による金買いと中国での金消費需要などを原動力とした金価格急騰局面が4月に落ち着き、調整局面入りとなったNY金。
この週末には米国の雇用統計が予想よりも低調となって長期金利低下とドル安の流れが強まったものの、NY金の上昇は瞬間的な反応にとどまり、むしろ格好の戻り売り局面となったような展開に。

4月の2400ドル台での上ヒゲで構成するダブトップのネックライン(2340.2)、2月安値から4月最高値までの23.6%戻し(2342.0)などが集中する2340ドルの攻防ラインも下抜け。
足下ではこの2340ドルがレンジスタンス・ラインとなってしまったような展開となり、上値を切り下げる形で下落トレンドを形成し始めた様子も。

月末月初の重要イベント通過による多少の一服感と、最高値からの一定の調整をこなしたことからも、米CPI発表の5月15日頃、5月半ばにかけてはある程度落ち着きを取り戻すような展開にも。
値幅的には2月安値から最高値の38.2%戻しとなる2270ドル近辺が目先のサポート候補にも。
ダブルトップのネックライン割れに伴う下値目安としては、
2433.3-2340.2=93.1、2340.2-93.1=2247.1、
2250ドル近辺までが下値目安にも。

2300ドルの大台を維持できなくなった場合には、NY金の5月前半の主要レンジとしては2200ドル台後半、という展開も予想されそうです。

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