12月高値(2152.3)から上値を切り下げてきたレジスタンスラインを突破して中期三角保合いを上放れて急騰、概ね2000ドルから2100ドル近辺までの保ち合いレンジ上限に到達したのが1週間前。
NY金はそこから連日、終値ベースでは最高値更新。微妙に低調な米経済指標も続き、12月の過去最高値更新後もその勢いは止まらず。
米長期金利の低下基調にドル安の流れも続き、FRB関係者のハト派寄りの発言なども追い風となり、週末の雇用統計もパッとせず。
いくつかの節目や重要水準を突破してきたNY金はこの週末、遂に2200ドルの大台に到達。
「春に向けて、利下げ積極論台頭なら2000-2100ドルの保ち合い上抜け、最高値更新トライへ、最大では2200ドル近辺トライにも」との予想は、
寒波到来でまだまだ寒く、所によっては雪もチラつく1週間で早くも達成。
イベント通過でそれなりの急騰幅をこなし、節目となる水準にも到達したNY金はいったん落ち着く展開も予想されるものの、次週のCPIや小売売上高などを確認後、20日にはFOMC。
過去の展開や流れ的にも、インフレ高止まりが意識されるなどしてドル安も一服となってNY金は多少の調整局面にも。
そうなれば、レンジ下限を2100ドル近辺へと切り上げるか、あるいは従来どおり2000ドル近辺までへと行き過ぎ是正の展開となるか、などが当面の焦点にも。
そうならない場合、短中期的には一段高トライへと向かう展開も。
10月安値(1823.5)から12月高値(2152.3)までの上昇値幅(328.8)を12月安値(1987.9)を起点に加算するN計算値=2316.7ドル。
NY金はいずれ、2300ドルを試しに行く展開もあるかもしれません。
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