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161.8%戻し達成のNY金は2250ドル、23.6%の調整でも2200ドル

161.8%戻し達成のNY金は2250ドル、23.6%の調整でも2200ドル

FOMC後の急騰で過去最高値を更新、2225.3ドルまで上昇して失速したNY金は、上ヒゲを残した翌日にも一段安、となったのが1週間前。
短期的にはやや行き過ぎた展開からの巻き戻しとなり、上昇チャネル下限ライン方向へともう一段の調整も予想され、月末月初には2140ドル近辺も?
との予想に反して切り返す展開となった3月最終週。

週末のPCEインフレの高止まり警戒感も燻るなかでも堅調推移となり、グッドフライデーで休場となる金曜日発表のPCE結果を待たずして、その前日には再び急騰となって最高値更新。
結果的には市場予想通りとなったPCE結果を予期していたかのようなNY金の月末高値トライ。

水準的には12月高値(2152.3)から12月安値(1987.9)の下落幅(164.4)の161.8%戻し(2253.9)を達成。
上昇チャネル上限ラインにも到達したことから、一定の調整も。次週、雇用統計が予想以上に堅調となるなどした場合には利下げ観測後退とともに調整幅拡大も。
浅めの調整でも、2月安値(1996.4)から3月最高値(2256.9)の23.6%戻し(2195.4)近辺、2200ドル近辺までの調整は想定しやすく、
もう一段の巻き戻しとなれば38.2%戻し(2157.4)近辺も。なお、過去の推移からも2150ドル近辺は比較的強めのサポートを形成する可能性も。

しかし今回も予想に反して雇用統計などが予想外に低調となって6月利下げへの確信が強まる流れとなれば、またしても一段高へと向かう可能性も。
多少の調整をはさみながらも、2月安値から3月上旬高値(2203.0)までの上昇値幅(206.6)を3月半ば安値(2149.2)を起点に加算すると2355.8ドル、想定可能な次の高値目安としては2350ドル近辺も。

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