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転換線との攻防、NY金は半月ぶりに三役好転崩れのピンチ

転換線との攻防、NY金は半月ぶりに三役好転崩れのピンチ

2月27日にNY金は終値(2044.1)で一目均衡表の転換線(2024.8)と基準線(2039.8)を上回り、雲の上限(2044.0)をわずかに上抜けて三役好転。
その後、急騰局面を形成して3月8日には高値で2203.0ドルまで上昇して過去最高値を更新。
概ね2000ドルから2100ドルまでの保ち合いレンジを上抜けての急騰で、保ち合い値幅100ドル程の急騰となったことで一服。
そして最高値圏での保ち合いを形成して1週間、週末のNY終値では2161.5ドル。転換線(2160.8)との攻防状態に。
半月余り続いた三役好転の強気相場が崩れるかどうか、という状況に追い込まれてきました。

インフレ高止まりなどを背景に利下げ慎重論が強まって3月FOMCを迎えることとなり、年内利下げ見通しも慎重姿勢となる可能性も警戒される状況に。
そんな状況下で三役好転崩れのピンチを迎えたNY金は、FOMCを経て、いったんは調整局面がもう少し進行することにもなりそうです。
FOMCでの年内利下げ見通しが12月から変わらず3回でも、声明文やパウエル議長会見で利下げへの慎重姿勢が少しでも見られるようなら、もう一段の調整も。
2月安値(1996.4)から3月最高値(2203.0)の38.2%戻し(2124.1)辺りまでの調整は見込まれそうです。

年内利下げ見通しが2回、あるいは利下げ慎重姿勢がより強調されるようなら、
半値戻し(2099.7)近辺も。
さらに巻き戻しの流れが加速すると、61.8%戻し(2075.3)近辺も。

確率的には低そうながら、全く逆の展開で年後半に3回の利下げ見通しへの確度が高まり、高値保ち合い維持となった場合には、
いずれ保ち合い上抜け、最高値更新で保ち合い値幅40ドル程度の一段高となって2240ドル近辺を試すような展開にも。

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