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23.6%戻しとWトップのネックライン、NY金は2340ドルの攻防

23.6%戻しとWトップのネックライン、NY金は2340ドルの攻防

米金融政策や金利、為替動向などに左右されない、金消費需要などによると思われる金買いのやや一方的な勢いが落ち着き、2400ドル台まで駆け上がったNY金の調整局面も今週、2300ドル付近までの急落で一服となった可能性も。
この週末には米3月PCEの結果を受けてインフレ高止まりと利下げ先送り観測も強まった割に下値も堅く、相変わらずFRBの政策見通しによる影響は低下したままの様子も。

2月安値(1996.4)から4月の最高値(2448.8)までの23.6%戻し(2342.0)を達成したNY金は、23日安値で2304.6ドルまで下落した後は下げ渋り。
週末には終値でも2347.2ドルへと23.6%ラインを回復。しかし今週後半にかけては連日上ヒゲを残して上値の重さも示唆。
この2340ドル近辺の水準は、2400ドル超の最高値圏での上ヒゲで構成するダブルトップのネックラインにも相当。
一度はネックライン割れでダブルトップ完成となり、下値トライへの警戒感を抱えながらのネックライン回復をかけた攻防状態にも。

再度ネックラインを割れて下値トライ再開となれば、ダブルトップの値幅分下落した場合には、
2433.3-2340.2=93.1、2340.2-93.1=2247.1、
2250ドル近辺までの調整となる可能性も。

FOMCと雇用統計を含む月末月初のイベントウィークは、NY金にとっても最高値(再トライを含む)圏での保ち合い継続か、もう一段の調整進行か、をかけた攻防に。
2340ドルがその、重要な攻防ラインとなりそうです。

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