3月FOMCでは年内利下げ見通し3回を維持。利下げ慎重論や、利下げペース減速、よりタカ派見通しへの警戒感がいったん後退?したかどうかはともかく、一区切りとなったことをきっかけにNY金は急騰。
FOMC後の時間外に最高値を更新し、2225.3ドルの高値をつけて失速。
2025年以降の見通しでは利下げペース減速予想となったことを無視しての急騰にも限界、とばかりに巻き戻すと長めの上ヒゲを残して上値トライは一服。
週末にかけてもドル高優勢の展開となったことで調整継続、2160ドル近辺まで下落して3月最終週へ。
結果的に昨年12月以降の保ち合いを上抜け、3月の急騰を含めて広めのレンジで上昇チャネルを形成。
FOMC後の急騰では上昇チャネル上限ラインで失速し、チャネル半ばへと巻き戻した状態に。
2月安値(1996.4)から最高値(2225.3)の23.6%戻し(2171.3)を達成した現状、もう一段の調整進行なら38.2%戻し(2137.9)も。月初の雇用統計の頃には上昇チャネルの下限ラインもこの近辺を通過。
月末月初にかけての調整目安としては2140ドル近辺までは意識されやすく、少し勢い余れば半値戻し(2110.9)から61.8%戻し(2083.8)も。
短中期的には2100ドル近辺がサポートとなる可能性も。
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