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三角保合い下抜けから上抜け、NY金の新たな保ち合いレンジ上限

三角保合い下抜けから上抜け、NY金の新たな保ち合いレンジ上限

2月半ばにかけては早期利下げ観測後退などが下押し圧力となり、NY金は三角保合いを下抜け。
一定の下落幅をこなして2000ドルの大台近辺ではサポートされる格好にもなり、2000ドル台半ばへと巻き戻した状態で2月末へ。
予想外に強い米経済指標などが重石となる一方で、年内利下げ開始は否定できない状況に下支えされて方向感喪失気味の状態にも。
月末の指標では、上ブレが警戒され過ぎた?PCEが予想通りの結果でインフレ鈍化基調の継続が確認され、ドル売り金買いの流れが優勢となって一目均衡表の雲の上抜けとともに三角保合いも上抜けへ。さらに週末には2月ISM製造業景況指数が予想外に低調となって流れが加速、NY金は今年高値更新へと一段高。

現状水準は、12月の過去最高値(2152.3)から12月安値(1987.9)までの61.8%戻し(2089.5)を達成、長めの上ヒゲでつけた過去最高値を除けば12月1日高値(2095.7)、12月28日高値(2098.2)、そして3月1日高値(2097.1)とでトリプルトップを形成(の可能性)。
中期三角保合いが崩れた現状、概ね2000ドル近辺から2100ドル近辺までのレンジで保ち合い形成の様相にも。

積極利下げサポート観測と、先送り観測とが交錯してきたこれまでの流れは、今後もしばらく続くことも想定され、2000ドル台での保ち合い継続から、春に向けて比較的早期に利下げ積極論が台頭するようなら保ち合い上抜けも。
この場合には100ドルの保ち合いレンジ上抜けで最高値更新トライへ、最大では2200ドル近辺トライへと向かうような展開にも。
逆に、利上げ先送り観測が強まるようなら徐々に軟調方向へ、2000ドル近辺の下限を割り込むような展開となれば、100ドル程度の下落で1900ドル近辺トライ、となる可能性も。

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