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下方ブレイク失敗?NY金の三角保ち合い延長戦、年後半へ

下方ブレイク失敗?NY金の三角保ち合い延長戦、年後半へ

週末の5月PCEは事前予想どおりの結果となり、インフレ鈍化の進行は確認できたものの、ハト派傾斜への勢いが増すほどでもなかったようで、ドル高の勢いも弱まらず。
スローペースでのインフレ鈍化の一方で、失業保険申請件数や受給者数の増加傾向が強まるなど、想定以上に強かった労働市場にも陰りが見え始める昨今、次週の6月雇用統計の結果次第では、ハト派傾斜への圧力が強まる展開も想定できそうです。

月末ブレイク必至と思われたNY金の三角保合いは今週、下方ブレイクへ、と思われたのも一日限り。週末にかけての巻き戻しで三角保合い延長戦へ。
上半期中に決着はつかず、NY金の三角保合いブレイクの行方は年後半へと持ち越し。

雇用統計まで、強めの指標結果が続くなどしてタカ派の勢いが増すようだとあらためて下方ブレイクへ。
最高値からのN計算値で、
2454.2(5/20)→2326.3(5/24)=127.9
2406.7(6/7)-127.9=2278.8ドル

逆にハト派傾斜となって利下げ観測が一段と強まるようなら上方ブレイクへ。
6月7日安値(2304.2)と26日安値(2304.7)とで形成するダブルボトムのネックライン、6月21日高値(2382.6)を超えるようなら一段高へ。
ダブルボトムの値幅=2382-2304=78ドル、2382+78=2460ドル
年後半も、NY金の最高値更新の可能性は続きそうです。

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