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早期利下げ観測後退、NY金は雲の中で下落トレンド継続中

早期利下げ観測後退、NY金は雲の中で下落トレンド継続中

1月第3週は米消費指標や雇用指標の好結果、ウォラーFRB理事やサンフランシスコ連銀のデイリー総裁、シカゴ連銀グールズビー総裁たちの早期利下げ牽制発言などもあり、3月利下げ観測が後退。市場の思惑として、利下げ開始は5月以降へと後ズレ。

これに伴い、米長期金利上昇とドル高基調とともにNY金は軟調推移。
雲の上限ラインと、12月の最高値から続く上値抵抗線にも跳ね返される形となって反落すると、雲の中での軟調推移が続く展開に。
週末にかけては自律反発もミシガン大消費者信頼感指数の上ブレを受けて上げ渋り、結果的に雲の中で下降チャネルを形成して1月後半へ。

イベント的には次週の1月PMI速報や米10-12月期GDP速報、12月PCE、そして月末のFOMCへ。
下降チャネルの上限ラインは次週、2040ドル台から2020ドル台へ。
いっぽう、下降チャネルの下限ラインは2000ドルの大台近辺から1980ドル近辺へ。
上限ラインを突破できれば、同時に雲の上抜けへと向かうことにもなり、トレンド好転へとつながる可能性も。

下限ライン割れ、もしくは下降チャネル内推移が続いた場合でも、月末には雲の下限割れをかけた攻防へ。 当面の雲の下限、10月安値から12月高値の50%戻しに一致する1987.9ドルの重要水準を完全に下抜けた場合、下落トレンド加速の可能性も。
12月最高値から12月安値までの下落幅(164.4)を、12月末高値(2098.2)を起点にN計算値を適用すると、下値目安は1933.8ドル。
2月に向けては11月安値(1935.6)圏、1930ドル台までの下落も想定される展開にも。

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