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インフレ高止まりで三角保合い下放れ、2000ドル到達後のNY金は?

インフレ高止まりで三角保合い下放れ、2000ドル到達後のNY金は?

三角保合いが続いたNY金は、2月後半には上下どちらかへブレイク。下方向なら2000ドルへ、上方向なら2100ドルへ。
そう予想するやいなや、1月の米CPIが予想を上回り、インフレ高止まりが意識されて早期利下げ観測が後退。
13日に急落となったNY金は三角保合下放れ。
その日の安値で2000ドル付近まで下落、翌14日の安値では大台を割れて1996.4ドルまで下落。

「2月1日高値から2月5日安値までの下落幅52.4ドルを、2月7日高値(2061.3)起点に減算=2008.9ドル。」
保ち合いを下抜けたNY金は、2月末どころか後半に入る前に「2000ドル近辺まで水準を切り下げる」結果に。
週末にかけてはPPIも上振れたものの、一定の反発局面を形成し、2000ドルの大台近辺での底堅さも確認するような格好にも。

月末に向けては追加のドル高材料などがなければ2000ドル近辺を下限に、あらためて保ち合い傾向の展開にも。
2月1日高値を起点に上値を切り下げる流れも続いており、これがレジスタンスラインとなる可能性も。
これを上抜けた場合には20日移動平均線や雲の抵抗帯など、2030ドル台から2050ドル近辺までが新たな抵抗水準候補にも。

追加のドル高材料や利下げ先送り観測が強まるなどして2000ドルの大台を維持できなくなった場合、特に14日安値1996.4ドルを割り込むようだと一段安の展開にも。
2月高値(2083.2)から14日安値までの下落幅(86.8ドル)を16日高値(2027.2)を起点に減算すると1940.4ドル。
仮に2040ドルまで反発した後に1996.4ドル割れの場合には、1953.2ドル。
2月末から3月初旬に向けて軟調局面がもう少し続いた場合には、10月安値から12月最高値の61.8%戻し(1949.1)近辺まで下値を切り下げる可能性もありそうです。

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