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最高値更新後に失速、調整局面入りのNY金は2300ドルの攻防へ

最高値更新後に失速、調整局面入りのNY金は2300ドルの攻防へ

週明けにはイラン大統領のヘリ墜落報道をきっかけに地政学リスクから急騰したNY金、最高値更新後には地政学リスク後退とともに巻き戻しの流れとなって調整へ。
その後はタカ派的なFOMC議事要旨や5月PMI速報の予想外の上振れなどもあり、急落の展開に。
三角保合い上抜けで最高値を少しだけ更新して反落すると、勢い余って今度は三角保ち合い下抜けへ。この週末には一目均衡表の雲の上限も割り込む形となり、月末に向けては一段安への警戒感も残る状況にも。

今後はインフレ鈍化の動向と、やや強過ぎる米国経済の状況や雇用情勢等を見極めつつ、利下げ見通しに一喜一憂しながら敏感に反応するような展開も予想されそうです。
最高値圏でダブルトップを形成しつつあるNY金の見通しとしては、そのネックライン付近となる2300ドルの大台ラインを維持できるかどうかが目先の重要ポイントにも。
この近辺を維持できれば、概ね2300ドルから2440ドル近辺までのレンジで高値保ち合い形成へ。
月末月初の指標ウィークを経て、強弱混在となって方向性が定まらないようだと保ち合い継続へと向かうことにも。

ある程度方向性が定まりそうな状況で6月中旬のFOMCを迎える展開となれば、NY金もレンジブレイクへ。
2300-2440ドルを中心としたレンジでの保ち合い傾向をメインとし、
タカ派基調が強まれば下方向へ、
2月安値から最高値の61.8%戻し、ダブルトップ完成後の一段安の目安にもなる2160ドル辺りまでを下限とするレンジへと下方シフトする展開にも。
逆にハト派基調が強まるようなら上方ブレイク再トライへ、
次回、最高値更新時には高値保ち合い上抜けで、保ち合い値幅分の上昇も想定可能となり、2440ドルから140ドル程度上昇した場合には2580ドル。

ただ、今後は大統領選もFRBの政策に影響することも想定され、その大統領選自体もリスク要因となって影響する可能性も。
特に、夏場以降は予想不能な波乱の展開への警戒感も。

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