CPIが3ヵ月連続で市場予想を上回ってインフレ高止まり懸念が強まり、ドル高の流れが強まろうともNY金の指標結果への反応は限定的に。
利下げ開始先送り観測が強まろうとも、いずれは利下げフェーズ到来見通しに変更なし、とばかりにNY金の買い圧力の勢いは止まらず。
この週末には中東の地政学リスクへの警戒感も高まり、NY金は12日、一時2450ドル付近まで急騰。
すると、このタイミングを待っていたかのように、巻き戻しの流れも急加速。
結果的に、「12月高値（2152.3）から12月安値（1987.9）までの261.8％戻し（2418.3）近辺、2400ドルの大台トライ」も早々に達成。
3月以降の急騰局面で形成する上昇チャネルの上限ラインをオーバーランした可能性もあり、長めの上ヒゲを残しての巻き戻しとなった状況からも、
ここはいったん上値トライ一服、多少の調整となってもおかしくはなさそうなタイミングのようにも。
週明けに押し目買いの勢いがそれほど強まらなければ過熱感解消、もしくは調整フェーズにも。
2月安値（1996.4）から最高値（2448.8）の23.6％戻し（2342.0）近辺は4月第2週の安値圏にも相当し、38.2％戻し（2276.0）近辺は4月第1週の安値圏にも相当。
2300ドル近辺は上昇チャネルの下限ラインも通過し、適度なサポート候補にも。
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