米経済指標の結果に一喜一憂し、FRB高官発言にも影響されながら、年末に向けての利下げ見通しが揺れ動く状況が続く6月。
2024年折り返しまで残り1週間となった状況でも三角保合いが続くNY金。
月末のインフレ指標などをきっかけに保ち合いブレイクへと向かうには都合の良いチャート形状とタイミングにも。
一目均衡表の雲の上限との攻防が続く状態でもあり、目先は2350ドル台から1週間後には2370ドル台まで上昇する雲の上限、転換線(2343.6)、基準線(2379.2)などが抵抗線候補にもなり、上値の重さのほうが意識されやすい状況のようにも。
この状況のまま、三角保合い下抜けとなった場合、
N計算値:2454.2(5/20)→2326.3(5/24)=127.9
2406.7(6/7)-127.9=2278.8ドル。
下げ渋る状態が続いて三角保合い上抜けとなった場合、
N計算値:2285.2(5/3)→2454.2(5/20)=169
2304.2(6/7)+169=2473.2ドル。
4月以降の広めの保ち合いレンジ、2280ドル近辺から2450ドル近辺まで、多少の行き過ぎも含めて下限、もしくは上限近辺まで振れる展開は想定できそうです。
ただし、それ以上へと動き出す強めのトレンド形成には、まだもう少し材料見極めの時間が必要となるかもしれません。
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