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NY金の中期三角保合いの攻防、決着は9月FOMC後へ

NY金の中期三角保合いの攻防、決着は9月FOMC後へ

5月高値を起点に上値を切り下げ、2月安値を起点に下値を切り上げる中期三角保合いが継続中のNY金。今週は13日の米8月CPIが分岐点となり、予想以上のインフレ上振れなら三角保合い下抜けの可能性もあったところ、結果的にはほぼ事前予想どおりの結果でサプライズはなし。週後半にかけて下ヒゲでは下値サポートラインを割り込みながらも切り返す展開となって保合い継続の様相に。
なお、6月安値を起点に下値サポートラインを引き直すと今週安値の下ヒゲでもしっかりサポートされる形となり、いずれにしても中期三角保合い先端付近で上下ともに複数のレジスタンスやサポートが錯綜し、FOMC後の雲のねじれを経由して月末月初へと続く重要イベント・ウィークのどこかで上下どちらかへと抜け出して新たなトレンド形成へ。
そんなシナリオへの現実味も高まりそうな状況に。

足下の流れとしては下限で反発した勢いで迎えるFOMCで、それほどタカ派的な見通しが示されなければ、そのまま雲の抵抗帯なども含めて三角保合い上抜けへと向かう可能性も。
さらに月末月初の指標結果も追い風となるようなら、
9月高値(1980.2)超えた場合には、1921.7+(1980.2-1913.6)=1988.3ドル近辺までが直近の上値目標に。
さらに勢いが続いて7月末高値(2010.9)を超えた場合には、1913.6+(2010.9-1900.6)=2023.6ドル近辺が次の上値目標に。

逆に、予想以上にタカ派見通しとなって追加利上げ観測が一段と高まるようなら反落へ、三角保合い下抜けへと向かう可能性も。
さらに月末月初の指標結果も重石となるようなら、
8月安値(1913.6)を下抜けた場合には、1980.2-(2010.9-1913.6)=1882.9ドル近辺が直近の下値目標に。
さらに下押し圧力が強まるような展開となった場合には、2010.9-(2085.4-1900.6)=1826.1ドル近辺が次の下値目標に。

どちらにしてもNY金はこの秋、2000ドルの大台回復か、1900ドルの大台割れか、どちらかへと大きく動き出すような展開も想定されそうです。

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