本日の金相場プラチナ相場

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上昇vs下降チャネル、プラチナのクリスマス明けの攻防

上昇vs下降チャネル、プラチナのクリスマス明けの攻防

NYプラチナは今年3月に1197.0ドルの高値をつけて以降、下落トレンドがほぼ半年継続。そして9月1日安値796.8ドルで底打ちした後は上昇トレンドへ。
上昇チャネルを形成して水準を切り上げてきた流れは、11月にチャネル上限ラインを突き抜けて1074.1ドルまで急騰。これを起点に今度はクリスマスまで、上値を切り下げる緩やかな下降チャネルも形成。
足下では9月以降の上昇チャネル下限ライン割れを回避する形となって切り返し、今度は11月以降の下落チャネル上限ライン付近まで急騰。
NYプラチナはクリスマス明け、9月以降の上昇チャネル継続か、それとも11月以降の下落チャネル継続か。短中期的には少し重要な攻防からスタートすることになります。

短期的には12月22日に971.4ドルの安値をつけ、9月安値から11月高値の38.2%戻し(968.2)をほぼ達成して反発した状態となり、上昇トレンドにおける一定の調整局面をこなした状態のようにも見えます。一目均衡表の雲の上限にもサポートされて底堅く推移し、上昇基調の90日移動平均線がゆるやかに下降する200日移動平均線を上抜けてさらに水準を切り上げるようなら、年明けにかけては1100ドル台に向けた流れとなる可能性も。

一方、短中期的には3月高値から9月安値の61.8%戻し(1044.1)を達成したところで何度も上値を押さえられる状態。一定の反発をこなして戻り売り圧力も強まりやすい水準に到達した可能性もありそうです。クリスマス明けにも、年明けにも61.8%戻し(1044.1)近辺を完全に上抜けることができない場合、もしくは200日移動平均線が下げ止まらない、90日移動平均線の200日線上抜けも限定的にとどまって再び下抜けなど、軟調な展開が続くようだといずれ雲の下限割れへ、900ドル台前半へと向かう展開も余儀なくされるかもしれません。

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