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雲のねじれで斜行三角保ち合いを上抜けたNY金の38.2%戻し

雲のねじれで斜行三角保ち合いを上抜けたNY金の38.2%戻し

米国のインフレ鈍化が鮮明となり、米長期金利反落とドル安の流れにサポートされてNY金も反発基調へ。
結果的に1900ドルの大台割れをギリギリ回避した6月末安値1900.6ドルで切り返し、5月以降の下向きの斜行三角保ち合いを上抜け。一目均衡表の雲のねじれのタイミングも重なり、一段高となってこの週末は90日移動平均線(1972.1)手前で一服状態。
水準としては2月安値(1810.8)から5月高値(2085.4)の61.8%戻し(1915.7)を達成しての反発となり、
5月高値から6月安値の38.2%戻し(1971.2)付近まで上昇。

このままインフレ鈍化が一段と進行し、労働市場の悪化も追随するような状況となり、7月利上げ後の年内2回めの追加利上げ観測が強まらず、逆に後退していくような流れとなれば、
90日線や雲の下限から上限など複数の抵抗線を突破して、2000ドルの大台回復、そして今回も61.8%戻し(2014.8)達成を目指す流れとなる可能性も。

少し長めのレンジで見た場合、昨年11月安値(1618.3)から今年5月高値までの38.2%戻し(1907.0)を6月末に達成して折り返した状態。
インフレ鈍化進行でも労働市場の堅調推移が続き、年内追加上げ2回めの織り込みも進行していくようなら、現状の反発局面も失速することに。
そして今回も38.2%戻し(1971.2)が強めの抵抗水準として作用する可能性も。
現状、既に重要な攻防ラインに直面している状態かもしれません。

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