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梅雨明け前に雲を下抜け、NY金はダブルボトム崩れで一段安

梅雨明け前に雲を下抜け、NY金はダブルボトム崩れで一段安

一目均衡表の雲の中での保ち合い推移は6月末まで続かず、梅雨明けを待たずして6月半ばにフライング気味に下抜け。
年内2回の追加利上げ観測に押される格好となり、NY金は90日移動平均線(1957.8)を下抜けて雲の下限(1949.4)割れ、5月末安値と6月15日安値の1936ドルも割り込んでダブルボトムの可能性も崩れて一段安。
三役逆転の弱気相場入りとなり、今年高値を起点に上値も下値も切り下がる下向きの斜行三角保ち合いを形成し、その先端部分へと向かうと同時に月末月初を迎えることに。

ダブルボトム崩れからの流れとしては、5月高値(2085.4)から5月安値(1936.0)までの下落幅(149.4)を6月高値(2000.7)を起点にN計算値を適用。最大149.4ドル下落した場合には1851.3ドル。
1900ドルの大台割れへの可能性が警戒され、PCEインフレ高止まりやISMなどの指標が予想以上に底堅い結果となった場合には、利上げ観測の勢いとともにNY金の下押し圧力も強まって1800ドル台半ばが意識される可能性も想定できそうです。
雲のねじれが生じるのが7月6-7日。7日の6月雇用統計の結果次第では、NY金にとってのネガティブ・シナリオどおりの展開にも現実味。

ただし、予想外に低調な結果となり、賃金上昇率も予想以上に鈍化するなどした場合にはNY金の反発をサポート。
今年ここまで何度も見られた、斜行三角保ち合い先端部分で逆方向への切り返し、のパターンが繰り返される可能性も残されます。

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