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中銀ウィーク通過後もNY金は雲の中、梅雨明けは月末月初?

中銀ウィーク通過後もNY金は雲の中、梅雨明けは月末月初?

予定どおり利上げ休止も次回以降の追加利上げの有無・回数・終了時期が焦点となった米FOMC、無条件利上げ継続のECB、大規模緩和継続の日銀会合と続いた2023年上半期最後の中銀ウィークが終了。
日本列島の梅雨入りと同時に雲の中での揉み合いとなり、方向感模索の状態となっていたNY金は、中銀ウィーク後の保ち合いブレイクとはならず。

雲の下限にサポートされ、上限には上値を押さえられ、ダブルボトム形成の可能性を残した6月前半を終え、6月後半に向けては雲の中での揉み合い推移も後半戦へ。
7月初旬には都合良く、雲のねじれも生じて保ち合いブレイクを促すようなチャート形状に。

追加利上げ1回と年内据え置き方向へ、FRBの思惑へと市場予想が歩み寄りを見せた流れに連れて水準を切り下げてきたNY金は、追加利上げ2回以上の織り込みと利上げ終了時期の先送りが今後のさらなる下押し材料にもなり、逆にそれらが後退していくようなら反発材料に。
月末月初に向けて、前者の流れが強まって雲の下限割れへと向かえばダブボトム崩れとなり、5月高値(2085.4)から5月安値(1936.0)までの下落幅(149.4)を6月高値(2000.7)を起点に減算すると1851.3ドル。
この夏、タカ派見通しが一段と強まるようなら、今年安値から高値の76.4%戻し(1875.6)から1850ドル近辺までが意識される可能性もありそうです。
逆にインフ圧力緩和でハト派へと振れると雲の上限上抜けへと反発も。そうなるとダブルボトム完成でその値幅(64.6)分さらに上昇した場合には2065.3ドルへ。
今年高値圏再トライへの可能性もまだ、残されます。

そのタイミングとしては雲のねじれが7月6-7日。7日は雇用統計もあり、月末月初の重要指標などがきっかけになることも想定できそうです。
梅雨前線のように雲を下に追いやるか、それとも雲の下へと抜け出してしまうのか、いずれにしてもNY金の梅雨明け予想も月末月初が有力?かもしれません。

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