本日の金相場プラチナ相場

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雲の中での6月相場、FOMC後のNY金は2030ドルか1940ドル割れも?

雲の中での6月相場、FOMC後のNY金は2030ドルか1940ドル割れも?

「6月据え置きで7月に0.25%の追加利上げ、年末までに1回は利下げ」が市場のメインシナリオとなる状況で、おそらくFOMCメンバのメインシナリオは「7月利上げ後は年末まで据え置き」と若干の開きを残した状態で迎える6月FOMCの週。
揺れ動いた市場見通しがFRB予想にやや寄せてきた過程のなかで、若干水準を切り下げてきたNY金も6月に入ってからは1980ドル付近を中心に保ち合い推移の様相にも。
視界不良の雲の中での6月相場となったNY金は、CPI経由FOMCの結果をきっかけに、広がる雲のレンジを目一杯使っての大幅変動も辞さない状況にもなってきたかもしれません。

鈍化傾向継続が予想されるCPIが下げ渋るようなら、NY金への下押し圧力が先行する格好にもなり、FOMC見通しのタカ派サポート要因にも。
そうならなければ下げ渋るNY金のサポート要因となり、最大では次週2030ドル台へと水準を切り上げる雲の上限辺りまで、上値トライへと向かう可能性もなくはなさそうです。
しかし、現実的には現状のFRBのメインシナリオが優勢となりそうで、場合によってはさらにタカ派傾斜への警戒感も。

5月4日高値を起点に上値を切り下げてきたレジスタンスラインを超えられない状態が続くようなら、1940ドル台の雲の下限ではとどまらず、2月安値から5月高値の61.8%戻し(1915.7)近辺までが意識される可能性も。
ただし、斜行三角保ち合いからの逆方向ブレイクを繰り返したきた今年のNY金は、1900ドル台を維持して6月相場を乗り越えた場合、月末月初に流れが反転、という展開も有り得そうです。

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