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大台近付近で下げ渋るNY金、利上げ打ち止めなら最高値トライへ

大台近付近で下げ渋るNY金、利上げ打ち止めなら最高値トライへ

雲のねじれ付近で2000ドルの大台へと水準を切り上げた4月のNY金、最高値更新トライ手前で失速する格好にもなり、次の雲のねじれ付近では大台割れ。4月最終週は大台維持をかけた攻防状態で下げ渋る展開も、2000ドルにはわずかに届かず4月を終了。

FOMCからスタートする5月、0.25%追加利上げがほぼ確実視される状況では、ポイントとなるのは今後の見通し。
利上げ打ち止めへの可能性が高まるのか、追加利上げ継続への含みを残すのか。
おそらくはデータ次第、という表現で今後のインフレ鈍化状況やリスク要因の動向などを見守りながらの判断、ということになろうかと思われます。

市場の思惑としては、既に5月利上げを最後に利上げ打ち止めと年後半の利下げ開始を織り込み始めているのに対し、FRBの思惑としては最終利上げ後のターミナルレートを年内維持が優勢の様子も。
NY金のチャートからは、市場の思惑を多分に織り込んでの推移となっているようにも見えます。
2000ドルの大台超えでは決め手に欠けて上げ渋ったものの、調整幅もここまで限定的。
斜行三角保ち合いを繰り返して上昇局面と調整とを繰り返しながら水準を切り上げてきた今年、斜行三角保ち合い先端付近ではその頂点とは逆方向にブレイクするパターンが続きます。
調整局面で下向きの斜行三角保合いを形成する現状、MACDなどでは底打ちへの可能性も示唆する兆候も見られます。FOMC後、5月半ばにかけて反発へと向かうような展開も想定できそうです。
インフレ鈍化基調が進行し、利上げ打ち止め観測が一段と強まるようなら、それに比例して最高値更新トライへと向かう可能性も高まりそうです。

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