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2000ドル台での乱高下、NY金は最高値更新か大台割れか

2000ドル台での乱高下、NY金は最高値更新か大台割れか

雇用統計の好結果を受け、3連休明けからスタートした週のNY金、連休前の2020ドル台から週明けには2000ドル付近へと水準を切り下げた月曜。この日、NY市場で一時的に2000ドルの大台を割れて以降は週末まで大台を割れることなく、2000ドル台での推移が継続。
前の週には低調な経済指標結果を受けての高値トライとなったNY金は、週末の雇用統計ではしごを外されて急反落。次の週はCPIやPPIが市場予想を下回り、インフレ鈍化が意識されて追加利上げ観測も後退、上値トライ再開となったNY金は13日高値で2060ドル台まで上昇。最高値更新トライも目前という状態から、またしても週末に売り材料。今回はミシガン大のインフレ期待の急上昇やFRB高官のタカ派発言などが下押し材料となり、これまでのオシレータ系指標での反落警戒サインがようやく反映されたような格好にもなって急反落。

それでも2000ドルの大台を維持し、3月後半の三角保合い上抜け後の上昇局面が崩れた訳でもなく、高値圏でのフラッグ形状での保ち合い継続の可能性も。
月末のFOMCに向けても大台を維持し、フラッグ形状の保ち合いが続くようなら、
三角保合いの値幅78.4ドル(=2014.9-1936.5)を3月20日高値を起点に加算すると2093.3ドル(=2014.9+78.4)、
過去最高値(2089.2)更新トライの可能性も十分想定できそうです。

しかし次週、大台割れへと向かい、フラッグ保ち合いも崩れるようだと、月末の雲のねじれ付近での急落局面形成、とばかりに大幅調整の可能性も。
その場合には2月安値から4月高値の38.2%戻し(1966.9)、半値戻し(1937.1)なら3月半ばの三角保合い下限(1936.5)付近、5月初旬には雲の上限も1930ドル台へと浮上、
1930ドル近辺までの調整もあり得るかもしれません。

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