NYプラチナは2022年末にかけて1000ドルの大台を回復し、年末年始の急騰局面では1100ドルトライ、1110ドルの高値を何度か試して反落、1月半ばには1040ドル台で下げ渋り。
NYプラチナは2023年、序盤から既に重要な攻防を迎えているようです。
中長期的には2020年3月安値(562.0)を起点に下値を切り上げ、2021年2月高値(1348.2)を起点に上値を切り下げる、中長期三角保合いを形成。
そして2020年3月安値から2021年2月高値までの61.8%戻し(862.3)を達成したところで下げ渋り、2022年9月1日安値(796.8)で底打ち反発。
現状はこの2022年9月安値を起点に、短中期上昇チャネルを形成中。
11月中旬以降は、2021年2月高値から2022年9月安値の半値戻し(1072.5)ラインとの攻防に。
そして年明けにこの半値戻しラインを超えると同時に、中長期三角保合い上限ラインも上抜け。
しかし、1月半ばにかけての反落で半値戻しライン超えも、中長期三角保合い上限ライン上抜けからも巻き戻し。
中長期的に重要な節目突破にはいったん失敗した状態ながら、短中期上昇チャネルの下値サポートラインにはしっかり支えられて反発した状態。
NYプラチナの短期的な攻防ポイントとしては、月末にかけて1050ドル近辺へと切り上がる短中期上昇チャネルの下値サポートラインを維持できるかどうか。
短中期上昇チャネルが維持できるなら、中長期三角保合い上抜け再トライにも成功し、2021年高値から2022年安値の61.8%戻し(1137.6)はすぐにでも、76.4%戻し(1218.1)も比較的早期にトライする場面が来るかもしれません。
短中期上昇チャネルが崩れた場合でも、リオープンで中国需要の大幅回復も予想される今年、中長期三角保合い上抜け後の堅調推移となる可能性は、それなりに高まりそうです。
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