2020年4月以降、NY金は1700ドルから2000ドルまでが主要レンジとなっています。
12月9日までの全営業日数680日のうち、1700ドル以上2000ドル未満でNY市場を終えた日数は624日。割合にして91.8%。
直近では11月3日に1618.3ドルの安値をつけて反発。
利上げ打ち止め観測などを背景に9月末以降でトリプルボトムを形成しての反発となり、大底をつけた可能性も高まる状況にもあります。
これが崩れることにならなければ、1700-2000ドルの主要レンジは今後当面、維持されることになります。
主要レンジ内の割合
LOWER-RANGE(1700-1800)=39.6%
MIDDLE-RANGE(1800-1900)=36.6%
UPPER-RANGE(1900-2000)=15.6%
主要レンジ外の割合
UPPER-EXTRA-RANGE(2000以上)=1.2%
LOWER-EXTRA-RANGE(1700未満)=7.1%
アッパー・エクストラ・レンジ、2000ドル以上となったのは日足でわずかに8日、週足終値では1週のみ。2000ドル以上は一時的な急騰でのみ到達し得る、戻り売り必勝エリア。現状では。
ロワー・エクストラ・レンジ、1700ドル未満は日足で48日、週足では7週。FRBとその他主要中央銀行の金融政策見通しなどが今後、劇的に軌道修正されない限り、このレンジは当面エクストラであり続ける可能性は高まりそうです。
12月FOMCは、LOWER-RANGEからMIDDLE-RANGEへの移行をかけた攻防の分岐点、となりそうです。
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