本日の金相場プラチナ相場

国内金価格・プラチナ価格とNY金相場・プラチナ相場、為替・ドル円相場のチャートとテクニカル情報を日々チェック。独自の相場観とデータ分析を元に相場動向を分析します。

200日線と半値戻しで反落、NY金は三角保合いと雲の上抜け失敗

200日線と半値戻しで反落、NY金は三角保合いと雲の上抜け失敗

11月FOMCでのテーパリング開始決定を織り込んで下げ渋り、インフレ高止まりからの早期利上げへの警戒感は、それに伴う景気減速とスタグフレーション懸念へと変化の兆しも。これを背景に安全資産としての金買い再燃にもつながった10月前半。

そんな状況から、雲のねじれ付近で急反発したNY金は、雲の中での揉み合いを経て雲の上抜けへと急上昇。しかし、ゆるやかに低下する200日移動平均線(1798.6)と、6月高値(1919.2)から8月安値(1677.9)の半値戻し(1798.6)でしっかり上値を押さえられ、三角保合い上抜けと雲の上抜けにも失敗。
またも雲の中へと逆戻りを余儀なくされ、10月後半から11月初旬のFOMCに向けて、雲の中での方向感模索の展開となりそうな状況にもなってきました。

この先の展開としては、テーパリングについては年内スタートで来年半ば終了が大きく変更される可能性は低く、その先の利上げスタート見通しに影響を及ぼすような事象、発言、声明文、経済指標などをきっかに雲の上抜けなら三角保合いも上方ブレイクへ、雲の下抜けなら三角保合い下方ブレイクへ。

目安としては、市場コンセンサスとしての利上げが来年スタートで2回以上へと傾斜していくようなら下方向へ、利上げスタートは2023年以降へと後ズレ方向へと傾斜していくようなら上方向へ。
N計算値から、
下方向なら、1836.9-1721.1=115.8、1801.9-115.8=1686.1、年末に向けては1680ドル付近を目安に軟調な展開へ。
上方向なら、1836.9-1677.9=159、1721.1+159=1880.1、年末にかけて1880ドル辺りまでの反発局面形成も、あり得るかもしれません。

スポンサーリンク
 


下落トレンド脱出、上昇基調持続へのNYプラチナ攻防ライン(10/10)
三角保ち合い下方ブレイクのNY金、雲のねじれ付近で急反発(10/3)
FOMC後のNY金、雲のねじれで三角保ち合いブレイクへ(9/26)