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三角保ち合い下方ブレイクのNY金、雲のねじれ付近で急反発

三角保ち合い下方ブレイクのNY金、雲のねじれ付近で急反発

三角保ち合いの頂点と、一目均衡表の雲のねじれのタイミングが一致する10月第1週の週末。
過去2回の雲のねじれ付近では急落の展開となってきたNY金、今回も急落を警戒していましたが、想定よりは早めに三角保ち合いを下方ブレイク。
そして雲のねじれ付近では急反発。三角保ち合い圏内を回復し、仕切り直しの様相となってきました。

FOMC後には、若干タイミングが遅れて米10年債利回りが上昇し始めてドル高の流れも追随。この流れに連動する形でズルズルと水準を切り下げたNY金は保ち合い下放れへ。
8月安値から9月高値の61.8%戻し(1738.6)も突き抜けて9月末には1720ドル付近まで下落。
しかし、月末には長期金利上昇とドル高一服となったことを受けてNY金は急反発。

ただし三角保ち合い上限ライン、9月3日高値を起点とする下落基調の抵抗線にはいったん上値を押さえられた形にもなり、1週間後の雇用統計に向けてNY金の下値警戒感は続きそうな状況にもありそうです。
雇用統計が好結果となって早期テーパリング確定への支援材料となれば、ドル高の流れ再開となってNY金は下値トライ再開へ、今度は昨年3月安値から昨年8月の過去最高値までの61.8%戻し(1694.7)から今年8月安値(1677.9)辺りまでが意識されることにもなりそうです。

しかし、雇用統計が想定外にネガティブな結果となった場合には、ある程度の反発局面形成となる可能性も残されそうです。
また、先送りされた米議会での債務上限問題では10月半ばの資金枯渇も警戒され、米国債のデフォルトリスク再燃となるような事態となった場合には、リスク回避の株安急進でNY金は急騰へ、という事態も否定できません。
その場合には、今年6月高値から8月安値までの61.8%戻し(1827.0)では済まないような展開もあり得そうです。

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