11月前半の大幅調整から後半には急反発、そしてレンジを縮小してきたNY金、12月に入ると一目均衡表の雲の中での小幅保ち合い推移に。
足下ではわずかながら三角保ち合い下抜けの兆しのようにも。
しかし、下ヒゲを残して雲の下限にも支えられてなんとか下げ渋る格好にも。
次週以降、早々に雲の下限を割り込んで軟調局面が強まる展開とならなければ、
CPI確認を経て12月第3週のFOMCで織り込み済の0.25%追加利下げと来年の追加利下げ見通しを材料に、次のトレンド形成へと向かうことになるかもしれません。
下げ渋ってインフレ鈍化やハト派見通しなどが材料となって2720ドル超へと反発するようなら、
11月14日安値(2541.5)から25日高値(2723.2)までの上昇値幅=181.7ドル、
11月26日安値(2605.3)を起点に181.7ドル上昇すると=2787.0ドル。
年末に向けては2800ドル付近の最高値圏再トライへと向かう展開にも。
インフレ高止まりやタカ派見通しなどが意識され、雲の下限を割れて軟調局面が進行、2600ドルの大台も割り込むようなら、
11月25日高値(2723.2)から26日安値(2605.3)までの急落値幅=117.9ドル、
11月29日高値(2690.5)を起点に117.9ドル下落すると=2572.6ドル。
FOMC前後にも、2500ドル台後半へと水準を切り下げる可能性も。
さらに、その傾向が強まって2540ドル割れなら、
10月30日最高値(2801.8)から11月14日安値(2541.5)までの下落値幅=260.3ドル、
11月25日高値(2723.2)を起点に260.3ドル下落すると=2462.9ドル。
年末年始に向けて2500ドル割れを試しに行くような展開も、ないとは限りません。
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