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早々と2100ドル超へ高値トライのNY金、雇用統計後には一段安

早々と2100ドル超へ高値トライのNY金、雇用統計後には一段安

FRBの早期利下げ観測などを背景に1週間前の週末には過去最高値を更新。
週明けにはその勢いを持続、むしろ増幅されたような格好にもなって時間外に急騰、一時2150ドル台まで上昇し、過去最高値を大幅に更新。
ただし、その後は急失速となって巻き戻しの展開に。4日のNY市場で2040ドル台まで水準を切り下げると、その後は落ち着きを取り戻したように2050ドル付近での小幅保ち合い推移となって週末の雇用統計待ちへ。
そして、予想外の好結果となった米11月雇用統計後には、小幅保ち合い崩れとなって2010ドル台へと一段安。

水準的には、
10月安値(1823.5)から10月高値(2019.7)までの上昇値幅=196.2ドル、
11月安値(1935.6)を起点にN計算値を適用し、196.2ドル上昇した場合の水準=2131.8ドル。
これを週明け早々に達成。短期的には力尽きてしまったような格好にもなり、反落すべきタイミングで急反落。
反落局面では雇用統計の堅調な結果が下押し材料となる好都合?もあり、一段安でそれなりの下げ幅をこなした状態にも。

結果的に10月安値から12月高値の38.2%戻し(2026.7)を達成。
これを若干下回りながらも20日移動平均線、10月安値と11月安値を結ぶ下値サポートラインにもサポートされたのが今週末。
次週、この水準を維持できれば上昇チャネルを形成し、今後の堅調推移、そして最高値更新再トライへと向かう可能性も。
現状水準を維持できない場合でも、50%戻しや61.8%戻し、90日移動平均線や雲の上限など、複数のサポート候補も。

12月FOMCタカ派傾斜が想定し難い現状では、それ以上の軟調局面も今はまだ、想定し難いところです。

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