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雲の下限で急反発のNY金、月末は遅行線と高値圏との攻防へ

雲の下限で急反発のNY金、月末は遅行線と高値圏との攻防へ

1週間前に雲の下限でサポートされ、下ヒゲを残して下げ止まりの可能性を残したNY金。
結果的にこれでいったん底打ち、6月安値(2304.7)から10月最高値(2801.8)の半値戻し(2553.3)を達成したところで調整局面を終了。
三役逆転の弱気相場入りをギリギリ回避する格好となって反発へ。
ウクライナ情勢悪化懸念など地政学リスクなども加勢する格好となって巻き戻しの流れが加速し、急騰局面を形成。

雲の中で比較的ゆるやかな反発局面形成へ、との想定は裏切られ、転換線を上抜けて雲の中からも早々に抜け出すと基準線(2671.7)、20日移動平均線(2682.4)も上抜けて一段高。
最高値(2801.8)から11月安値(2541.5)の61.8%戻し(2701.4)達成と同時に2700ドルの大台も回復。

インフレ高止まりなどからFRBの12月追加利下げ観測はやや後退したまま、それでも利下げ見送りよりは0.25%追加利下げのほうがやや優勢となる現状。
次週、月末月初に向けての米指標確認の上、今後の追加利下げ動向などへの思惑に左右されながら、NY金は最高値圏再トライか、反発局面失速かの攻防へ。

今後の攻防水準としては、遅行線が相対するロウソク足の水準、2720ドル台から2760ドル近辺、10月末の最高値更新前、10月後半の高値保ち合い水準、76.4%戻し(2740.4)近辺が重要な分岐点として意識されるかもしれません。

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