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イベント通過で乱高下一服のNY金、3月利下げと38.2%の攻防へ

イベント通過で乱高下一服のNY金、3月利下げと38.2%の攻防へ

最高値更新からの急反落、雇用統計後の一段安を経て12月FOMCを迎えたNY金は、利上げ打ち止めと2024年に3回の利下げ見通しを好感して急反発。
この間、10月安値(1823.5)から12月最高値(2152.3)までの半値戻し(1987.9)を12月13日、FOMC直前につけた安値(1987.9)で達成。
10月安値起点の上昇チャネルが崩れ始めた可能性を示唆しながらも、しっかり下げ止まって半値戻し(1987.9)ちょうどまでしっかり下げての急反発で、上昇チャネル継続への可能性も残した格好にも。

値幅的には50%ラインが目先、強めのサポートとなる可能性も残し、FOMC後の急反発でつけた14日高値(2062.9)は23.6%戻し(2074.7)付近、その後の反落でつけた週末安値(2029.2)は38.2%戻し(2026.7)付近。
年内重要イベント通過でクリスマス・ウィークを迎えることになり、NY金も乱高下一服となる可能性も。
そうなれば38.2%ラインが目先の下値サポートとなり、これを維持できなければ50%ラインへ。上方向には23.6%ラインがクリスマス明けまでの上限となる可能性も。

なお、FOMCでの2024年3回の利下げ見通しに対して市場では3月利下げ開始で2024年末までに6回の利下げを織り込み始める状態。早くもこれを牽制するFRB高官発言も出始めたこの週末には反落。
年末に向けては、3月利下げの可否と38.2%戻しが、NY金にとっての攻防ラインとなるかもしれません。

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