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斜行三角保合いを繰り返すNY金、短期戻り目安は1870ドル台

斜行三角保合いを繰り返すNY金、短期戻り目安は1870ドル台

インフレ高止まりと雇用情勢の引き締まりを受けての利上げ打ち止め先送り懸念から2月に一方的に下落したNY金。
月末には1810.8ドルの安値をつけていったん巻き戻しの展開に。
結果的に11月安値から2月高値まで斜行三角保合を形成し、その先端部分で折り返し。上昇幅の38.2%戻し(1838.9)を達成し、半値戻し(1796.8)手前でいったんは下げ止まり。
そして雲の下限付近でサポートされる形となり、再び斜行三角保合先端部分で折り返す格好にも。

雲の下限割れを回避しての反発局面では三度めの斜行三角保合を形成する形となり、今週末高値では一時1862.6ドルまで上昇。2月の下落幅に対する23.6%戻し(1849.6)を達成。
過熱感の解消がもう少し進行し、斜行三角保合先端部分まで戻りを試すことができれば、38.2%戻し(1873.6)達成も。
斜行三角保合を繰り返すNY金は3月第2週、雇用統計前に1870ドル台辺りまでの戻りを試す可能性はありそうです。

ただし、その先は雇用統計の結果次第。
雇用の引き締まりと賃金上昇圧力が高止まりとなれば、またしても斜行三角保合い先端部分で折り返し、雲の下限との攻防再開へ。
そして90日移動平均線(1814.2)、1800ドルの大台ライン、50%戻しライン(1796.8)などが再び意識される可能性も。
NY金にとって、3月は中期的に重要な攻防がまだまだ続きそうです。

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