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12月FOMCから年末へ、NY金は1800ドル台か1700ドル割れか?

12月FOMCから年末へ、NY金は1800ドル台か1700ドル割れか?

利上げペース減速か、その度合いとターミナルレートの水準は?
市場の焦点が絞られた状態で11月雇用統計やインフレ指標などを踏まえて12月半ばのFOMCへ。
11月初旬に底入れの可能性を示したNY金は、トリプルボトムを形成しての反発基調も11月高値1791.8ドル(3月高値と11月安値の38.2%戻し)で失速。
調整局面では11月前半の急騰値幅の38.2%戻し(1725.5)を達成し、一目均衡表の雲の上限(1723.4)と90日移動平均線(1719.4)にサポートされて反発。
トリプルボトムのネックライン(1738.7)超を維持する形で月末へ。

12月半ばに向けての攻防水準としては、トリプルボトムの形を維持できるか、そして11月高値を更新できるか。
1740ドル近辺から1800ドル付近までのレンジで、今後の方向性を判断するような展開にもなりそうです。

ターミナルレートの水準が絞り切れず、比較的タカ派ムードが払拭し切れない場合にはトリプルボトムは崩れて軟調方向へ。
12月半ばにかけて1700ドル割れへと水準が切り下がる雲の上限と同様に下値を切り下げる展開も想定され、11月前半の上昇幅の61.8%戻し(1684.6)辺りまでが下値サポートとなる可能性も。

来年の利上げ打ち止めなどの見通しが優勢となり、ハト派的な思惑がもう一段強まることになれば、11月高値更新トライへ。
これを上抜けることになれば年末年始にかけては主要レンジを1800ドル台へと切り上げる可能性も高まり、年明け以降にはトリプルボトム完成に伴う上値目標1850ドル台を目指すようなて展開にも。
場合によっては、11月前半の急騰値幅を11月23日安値(1719.0)を起点にN計算値を適用した場合の水準、1890ドル台辺りまでが意識される可能性も。

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