本日の金相場プラチナ相場

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急反落後のNYプラチナ、そろそろ下げ止まりポイントにも

急反落後のNYプラチナ、そろそろ下げ止まりポイントにも

長期金利上昇への警戒感とドル高の流れを受けて、既に調整局面に入っていたNY金は2月後半から一段安。これに連れる形で急騰後の保ち合い推移となりつつあったNYプラチナも急反落。
好結果となったこの週末の米雇用統計前に、金利上昇とドル高の流れが急速に進行してきたこともあり、いったんは材料出尽くしからの失速感も。
金とともに急速に水準を切り下げてきたプラチナも、そろそろ下げ止まりポイントにも差し掛かってきたかもしれません。

2月前半の急騰局面はやや一方的となり過ぎたこともあり、反落局面でも同様に急落の展開となって急騰前の1月保ち合い水準まで戻してきた状態に。
昨年後半安値、9月安値(821.3)から今年2月高値(1348.2)までの38.2%戻し(1146.9)を割り込み、半値戻し(1084.8)までのレンジがちょうど1月保ち合い水準にも相当。

足下では日足一目均衡表の雲の上限が1100ドル前後に控え、12月半ばの急落局面で下値を支えた90日移動平均線が雲の中を上昇中。さらに雲の下限も上昇基調で続く状態。
遅行線に対しても保ち合い状態となった1月後半のロウソク足がサポート候補にも。

なお、半値戻し(1084.8)の水準は週足一目均衡表の基準線(1084.8)と、月足一目均衡表の転換線(1084.6)にも相当。サポート候補が集中する目前の水準で3月相場を乗り切ることができれば、たとえ日足で三役好転から逆転状態へと移行した場合でも、週足では転換線を下回る状態にとどまり、月足では三役好転を維持。

NYプラチナにとって1100ドル前後の水準は3月の重要な攻防ラインとなり、下げ止まりポイントとなる可能性もありそうです。

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