本日の金相場プラチナ相場

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三役好転で三角保ち合い上抜けのプラチナ、61.8%の攻防へ

三役好転で三角保ち合い上抜けのプラチナ、61.8%の攻防へ

2月16日には1348.2ドルまで上昇し、6年5ヵ月ぶり高値をつけて急反落となったNYプラチナはその半月後、3月5日には1110.0ドルの安値をつけて下げ止まり。
この高値と安値を起点(もしくは1月安値を起点)とし、以降は保ち合い推移となって徐々にレンジを縮小する三角保ち合いを形成。
一目均衡表では雲の中での推移となって転換線や基準線との抜きつ抜かれつの攻防、遅行線もローソク足との揉み合いとなって横ばい推移の展開が4月半ばまで続きました。

ただし、4月に入るとそれまで上昇基調が続いた米10年債利回りが伸び悩み、ドル高の流れも反転したことでNY金の反発基調も進行し、プラチナもこれに追随しやすい状況にもなり、足下では景気回復に伴う自動車需要の拡大なども背景に触媒需要のパラジウム価格が高騰。再び過去最高値更新へと堅調推移が続いた流れにも触発されるようにプラチナも上値トライの兆しに。

揉み合いが続いた一目均衡表ではこの週末にかけて基準線、転換線を次々に上抜けて雲の上限も突破。遅行線も揉み合いながらローソク足をわずかに上抜けて三役好転。
と同時に三角保ち合いも上抜け。

23日高値では1256.7ドルまで上昇し、4月7日高値をわずかに上抜け。水準としては2月高値から3月安値の61.8%戻し(1257.2)付近に到達し、反発もいったん息切れへ、ともなりやすい水準。これを示唆するかのように長めの上ヒゲを残す、微妙な足型に。
しかし、逆に言えばこの水準をしっかり超えることができればさらに一段高へと向かう可能性も高まる重要水準。
加えて3月25日安値と4月13日安値とで形成するダブルボトム、もしくは3月5日安値も加えてトリプルボトムのネックラインにも相当。

今後、この重要水準を突破することになれば、ダブルボトムの値幅96.9ドル分さらに上昇した場合の水準は1349.4ドル。
今年高値更新トライへと向かう可能性が浮上することになるかどうか、プラチナは微妙な攻防状態に差し掛かってきました。

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