本日の金相場プラチナ相場

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失速気味の2週間前から急騰、プラチナの楽観シナリオ前倒し

失速気味の2週間前から急騰、プラチナの楽観シナリオ前倒し

上昇チャネル上限ラインに上ヒゲで何度かぶつかって反落、NYプラチナに失速感も漂っていたのが2週間前。
その時点でも週足一目均衡表では三役好転状態を維持していたNYプラチナにはサポート候補も多数控え、多少の調整をはさんでもいずれ上値再トライへと向かうイメージも比較的想定しやすく、短中期楽観シナリオとしては、
・9月安値821.3ドル+昨年3月から8月までの上昇値幅473.5ドル=1294.8ドル
・2013年後半から2014年秋までの保ち合い下限=1300ドル近辺
などから、上昇チャネルを多少下振れるような場面もあったとしても、そう遠くないタイミングで1300ドル近辺まで上値を伸ばす可能性を想定。

結果的にその翌週、2月第1週には軟調となっていたNY金が低調な米雇用統計を受けて反発したことにもサポートされる形でプラチナも急反発へ。
第2週にかけて6日続伸となって急騰局面を形成すると11日高値では1281.4ドルまで上昇。
6年ぶり高値水準となり、上昇チャネルの下限割れどころか逆に上限ラインをオーバーラン。N計算値で短中期上値目標水準として掲げた1300ドル近辺に早くも手が届きそうな状況に。

想定の範囲内にとどまらない乱高下ぶりはプラチナ相場の特徴でもあり、急騰後には急反落警戒感がつきまとうのも常。
一度調整となれば大幅下落も想定される反面、あらためて1300ドルトライへと高値更新となれば、今後想定可能なさらなる楽観シナリオでの中期目標水準としては、
・2011年高値から2020年安値までの61.8%戻し=1396.3ドル
・2011年後半から2013年春までの高値保ち合い下限=1400ドル近辺
などから、プラチナは今年、1400ドルが意識される局面が訪れる可能性もあるかもしれません。

 


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