本日の金相場プラチナ相場

国内金価格・プラチナ価格とNY金相場・プラチナ相場、為替・ドル円相場のチャートとテクニカル情報を日々チェック。独自の相場観とデータ分析を元に相場動向を分析します。

ドル高で調整再開、雲の下限を割れたNY金は弱気相場入り

ドル高で調整再開、雲の下限を割れたNY金は弱気相場入り

9月後半、これまで買われ過ぎてきた欧米株の調整も進行し、リスク回避的なドル高の流れも強まり、保ち合い推移となっていたNY金は調整再開。
一目均衡表の雲の上限との攻防に敗れる形で保ち合い下放れ、急落局面を形成すると1900ドルの大台を割り込むと6月安値から8月の最高値までの半値戻し(1880.5)も突き抜け、雲の下限も割り込む軟調推移の展開に。月末を迎えるNY金は上昇軌道が続く90日移動平均線(1863)との攻防状態となっていったんは下げ渋りの様相にも。

月末月初を経て週末には雇用統計もあり、一連の重要指標の結果次第では一段安の展開も余儀なくされる可能性もありそうです。
一目均衡表では三役逆転状態の弱気相場入りの状態となり、最高値を起点に下降チャネルを形成しつつあり、90日移動平均線にサポートされて反発した場合でも、雲の下限から1900ドルの大台ラインが当面のレジスタンスとなる可能性も。
さらに米大統領選前の不透明感漂う時期に、1900ドル台前半を通過する下降チャネル上限ラインを上抜けるのは難しいかもしれません。

雇用統計などの好結果を好感する形でのドル高進行となった場合には、90日移動平均線を下抜けて6月安値から8月高値の61.8%戻し(1831.2)、さらには最高値から8月安値までの下落幅(215.0)を、8月18日高値(2024.6)を起点にN計算値を適用すると1809.6ドル。10月初旬に下降チャネル下限ラインが通過する水準にも相当。
1800ドル近辺までは、比較的下げやすく、いったんはサポートされやすい水準となるかもしれません。

スポンサーリンク
 


FOMC+雲の上限=保ち合い上抜け・・・失敗(9/20)
高値ピークのサイクルは3-4ヵ月、NY金の次回ピークは11月?(9/13)
NY金、9月相場の行方は「雲の中」?(9/6)