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最高値更新は時間の問題!?NY金は2000ドルを目指す勢いも?

最高値更新は時間の問題!?NY金は2000ドルを目指す勢いも?

NY金は週足で斜行三角保ち合いを形成し、8月にはその頂点を迎え、水準としては1900ドル台となることから、このまま三角保ち合いを維持し続けるなら、この夏に1900ドル台へと水準を切り上げることもありそう、と予想したのが1週間前。NY終値で1810ドル、高値は7月8日の1829.8ドルだった状態。

そこから1週間、米中の領事館閉鎖や批判の応酬などで緊張感も高まり、米国内でのコロナ感染拡大の勢いも衰えず、景気回復失速への警戒感から週末にかけては米株も続落。6月末以降はドル安トレンドも続いていることなどもあったとは言え、NY金の続伸はとまらず金曜日には遂に高値では1900ドルに到達。
24日のNY終値では1897.5ドルとなり、8年11ヵ月ぶりに終値ベースでは過去最高値を更新。
ザラ場ベースを含む過去最高値1923.7ドルの更新も時間の問題?という状況にもなってきました。

コロナショックの時につけた3月16日安値=1450.9ドル、乱高下をはさんで急騰後の4月14日高値=1788.8ドル。この間の上昇値幅=337.9ドル。
その後は保ち合い推移がしばらく続き、6月後半にこれを上抜けて再加速し始めた流れを考慮すると、
6月5日安値1671.7ドルを起点に337.9ドル上昇した場合の水準=2009.6ドル

「この夏、NY金は1900ドル台と過去最高値更新トライへ」との見通しは、「2000ドルの大台トライへ」と軌道修正する必要に迫られるかもしれません。

確か1ヵ月ほど前、NY金価格が1700ドル台半ば辺りで推移していた頃、一部の米大手金融機関の見通しとして「2000ドル」という予想も見かけましたが、いずれも数ヵ月から半年低度先の見通しとしては1800ドル、あるいは1900ドルといった水準。新型コロナの感染第2波が拡大した場合や、1年後の見通しとしては2000ドルも、といった論調に限られていたようにも思われます。

過去最高値更新も時間の問題となってきた感もある現状、見通し前倒し、あるいは引き上げる金融機関も増えることにもなりそうです。

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