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12月FOMCに向けて、NY金は今年の上昇幅の半値戻しも

12月FOMCに向けて、NY金は今年の上昇幅の半値戻しも

9月4日高値1566.2ドルが今年高値となり、いったんピークアウトしたNY金はその後、9月10日安値1492.1ドルまで下落しました。
この間の下落幅は74.1ドル(-4.73%)。
次のピークとなった9月24日高値1543.3ドルから10月1日安値1465.0ドルまでの下落幅は78.3ドル(-5.07%)。
そして11月1日高値1519.0ドルから11月12日安値1446.2ドルまでの下落幅は72.8ドル(-4.79%)。
上下動を繰り返しながら水準を切り下げる調整局面にあるNY金の、短期的な高値から安値までの下落幅は、ほぼ75ドル前後。

今週高値1475.5ドルが現状の戻りピークとなった場合、75ドル下落したと仮定すると次のボトムは1400ドル付近。
そうなる可能性も否定はできませんが、中国景気悪化懸念が高まり、米中部分合意に向けては楽観見通しと否定的な見方も混在する現状からは、もう少し反発することも十分想定できそうです。

今回9月以降の下落局面のなかで、戻り局面での反発値幅は2回とも50ドル程度。
現状の戻り局面の値幅が50ドルに達した場合、戻り高値は1490ドル台。
今年安値となった5月2日安値1267.3ドルから今年高値までの23.6%戻しライン、10月の保ち合い水準、一目均衡表の雲の下限なども重なり、これも届きそうな水準のようにも見えます。

仮に、1490ドルまで戻してそこから75ドル下落した場合、次の安値のボトムは1415ドル。
ちょうど今年の上昇幅の半値戻し、1416.8ドル付近。
12月FOMCタカ派見通しが示されるようだと、NY金のこの水準までの下落見通しも成り立ちそうです。

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