本日の金相場プラチナ相場

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900ドル台後半、大台手前はNYプラチナの厚い壁

900ドル台後半、大台手前はNYプラチナの厚い壁

NYプラチナは今年、3月9日に1197.0ドルの高値をつけて以降は下落局面を形成。
FRBの大幅利上げフェース進行に伴い、欧米株の下落とNY金の軟調推移にも連動する形でプラチナも水準を切り下げ、夏場以降は800ドル近辺では下げ渋り。
利上げフェーズの終着点見通しも意識され始め、9月1日に796.8ドルの今年安値をつけた後は急反発局面を形成。
一度は上値を押さえられた日足一目均衡表の雲を上抜けて三役好転。
3月9日起点の下降チャネルも抜け出した形にもなり、短中期トレンドが変化し始めた可能性も。

7月14日安値(806.7)と9月1日安値とでダブルボトム、もしくは9月28日安値(827.3)も合わせてトリプルボトムの可能性も残しての反発局面では、8月11日高値(974.6)がネックライン。
これを突破することができれば、最大では1150ドル程度まで(974.6-796.8=177.8、974.6+177.8=1152.4)の上昇も、予想としては成り立ちそうな状況にも。
しかし、このネックライン、974.6ドル手前には複数の抵抗線も待ち構えます。

ボリンジャーバンド20MA+2シグマライン=949.6ドル
・3月高値(1197.0)から9月安値(796.8)までの38.2%戻し=949.7ドル
・200日移動平均線=953.0ドル
・9月1日安値からの上下動からのN計算値適用で想定可能な上値目安=943.5-796.8=146.7ドル、827.3+146.7=974ドル

足下では米9月雇用統計も好結果となり、大幅利上継続が肯定されて欧米株とNY金が反落したことも重石となり、
900ドル台後半、1000ドルの大台ライン手前はNYプラチナにとって、分厚い壁となりそうです。

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