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押し目買い、のち戻り売り、NY金は横ばい推移

押し目買い、のち戻り売り、NY金は横ばい推移

バフェット効果や長期金利低下とドル安の流れにサポートされ、週前半は押し目買い。
FOMC議事要旨でのハト派色緩和やユーロ高ドル安の巻戻しの流れが重石となり、週後半には戻り売り。
結果的には押し目買いか、戻り売りか、2パターンを予想した1週間前からはほぼ横ばい推移。
どちらもハズレ、とも、どちらも正解、とも言える玉虫色の展開に。

押し目買い局面では、8月7日最高値2089.2ドルから12日安値1874.2ドルまでの急落幅の61.8%戻し(2007.1)を達成し、戻り売り局面では、20日移動平均-2.5%乖離ライン(1906.4から1933.7へ上昇)にサポートされた形にもなり、双方の目安水準の一つには到達。
ただし、水準的には横ばい推移となったことで、押し目買いか、戻り売りか、延長戦へ。

ちょうど都合良く三角保ち合いを形成し、6月5日安値から8月7日最高値までの38.2%戻しの水準付近で頂点を迎える状態にもなり、押し目買いで上方ブレイクか、戻り売りで下方ブレイクか、という展開にも。

チャート形状的にはここまで上下動を繰り返す展開となり、上方向にも、下方向にもN計算値を適用しやすい局面にも。
上方向には、
12日安値1874.2ドルから18日の戻り高値2024.6ドルまでの上昇値幅=150.4ドル、
21日安値1916.6ドルを起点に150.4ドル上昇した場合の水準=2067.0ドル。

下方向には、
最高値2089.2ドルから12日安値1874.2ドルまでの値幅=215.0ドル、
18日の戻り高値2024.6ドルを起点に215ドル下落した場合の水準=1809.6ドル。

2000ドル再トライの可能性もあり、逆に1900ドルを大きく割り込んで雲の上限辺りでサポートされるような展開もありうるかもしれません。

その雲の上限は9月中旬にかけて1950ドル台へと上昇してきます。ちょうどFOMCの時期。その頃まで保ち合いの展開となってほぼ横ばい推移、FOMC後に雲の上限にぶつかって上に跳ねるか、もしくは雲の中へと潜り込むことになるか。
この3番めのシナリオが最も有力かもしれません。

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