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押し目買いか、戻り売りか、大幅調整後のNY金

押し目買いか、戻り売りか、大幅調整後のNY金

一本調子で買われ過ぎた流れからの急速な巻き戻しで大幅調整となった8月前半のNY金。
1週間前に予想した調整目安の最大、3番目の1930ドル近辺を達成。
一時的には更に一段安、6月5日安値から最高値までの半値戻し(1880.5)も達成しましたが、38.2%戻し(1929.7)、一目均衡表の基準線(1940.2)、20日移動平均線(1955.2)などが集中する水準に落ち着きそうな状態にもなってきました。
8月後半に向けては、押し目買いの勢いが強まるか、戻り売り再開か、という状況にもなっています。

押し目買い>
現時点で8月7日最高値2089.2ドルから12日安値1874.2ドルまでの急落幅の38.2%戻し(1956.3)を達成し、13日高値では半値戻し(1981.7)に迫る1974.8ドルまで上昇。
週末には反落となってはいるものの、押し目買い再開となって半値戻しをしっかりと達成できれば、
61.8%戻し(2007.1)、
20日移動平均+2.5%乖離(2004.1)、
N計算値からの前回高値目標水準(2009.6)
などが意識され、
その手前、2000ドルの大台ラインがあらためて抵抗線となってしまう可能性も想定され、当面の上値攻防ラインにも。

<戻り売り>
軟調な流れがもう少し続き、戻り売り継続となった場合には、
6月5日安値(1671.7)から最高値(2089.7)までの38.2%戻し(1929.7)、
20日移動平均-2.5%乖離(1906.4)
などが直近のサポート候補にもなり、
12日安値(1874.2)は重要な攻防ライン。

これを割り込んだ場合には戻り売りが加速、調整幅拡大の可能性も。
最高値から12日安値までの下落幅=215.0ドル、
戻り高値となった13日高値1974.8ドルを起点に215ドル下落した場合=1759.8ドル。
3月安値(1450.9)から最高値までの半値戻し(1770.1)なども意識され、一目均衡表の雲の下限(月末には1750.8ドルから上昇)にサポートされるような展開にも。

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