4月以降、高値圏での三角保ち合いを形成してきたNY金の6月第1週、米5月ISM製造業景況指数悪化に始まり、三角保ち合い上抜けトライの展開に。
3400ドル台回復トライの様相で米雇用関連指標も低調となったことから週末の雇用統計も低調なら、一段高トライへも?そんな雰囲気も漂う状況にも。
しかし悪化が警戒される米中関係では、米中首脳電話会談も行われ、貿易協議進展期待も台頭し、リスク緩和ムードも漂い始めた週末の状況を反映するかのように、米5月雇用統計は予想を上回る結果に。
NY金は週初の上昇分を週末に巻き戻す形となって三角保ち合い上抜けには失敗。
ただし、上限ライン上方シフトであらためて三角保ち合い延長戦の様相にも。
目先は3300ドルから3400ドル近辺までの保ち合いで、延長した三角保ち合いのブレイクをかけた攻防へ。
次週のCPI、第3週のFOMCなどをきっかけにあらためて上方ブレイクとなれば、
ますは6月高値(3427.7)から5月高値(3448.2)が目先の攻防ラインに。これも突破できれば4月の最高値(3509.9)との攻防へ。
これら全てを上抜ける展開となれば、
3448.2-2970.4=477.8
3123.3+477.8=3601.1
3600ドル近辺を目指す流れとなる可能性も。
三角保ち合い下方ブレイクとなれば、
まずは3300ドル近辺から雲の上限がサポート帯に。これも下抜けるようなら3200ドルから雲の下限、61.8%戻し(3176.5)辺りまでの一段安も。
さらに5月安値(3123.3)も下回るようなら、
3509.9-3123.3.5=386.6
3427.7-386.6=3041.1
3000ドル台を目指す流れにも。
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