トランプ大統領はこの週末、アップルに対しては海外製に対して25%の関税賦課をチラつかせて国内回帰を強要、EUに対しては6月1日から50%の関税賦課発動を示唆。
お騒がせ発言が再び市場を賑わせ始め、くすぶっていた警戒感が再び高まり始めた5月後半。
この影響で、調整局面を終えて反発に転じていたNY金は高値圏での三角保ち合い上抜けトライの様相に。
1週間前の状況では、5月15日に一時3123.3ドルの安値をつけ、4月安値(2970.4)から最高値(3509.9)の61.8%戻し(3176.5)近辺でサポートされるかどうか、という状態。
結果的にサポートされたことで、38.2%戻し(3303.8)、3300ドル近辺までを上限候補に保ち合い形成の可能性も想定されたものの、
3300ドルを多少上抜けて反落、ちょうど3300ドル近辺が当面の上限に、という状況からトランプ発言をきっかけに上値トライ再開、という展開に。
5月末に向けては、三角保ち合い上抜けトライ継続か、23.6%戻し(3382.6)近辺へと上限を切り上げて(61.8%戻し(3176.5)近辺までを下限に)保ち合い継続か。
三角保ち合い上抜け成功なら、
まずは5月高値(3448.2)との攻防へ。
これも上抜けると最高値更新トライへ。
最高値更新なら、
4月安値から最高値までの上昇値幅(539.5)を5月安値(3123.3)を起点に加算すると、3662.8ドル、
トランプ関税絡みで一段のこじれ、月末月初の米指標悪化などが続いた場合には、
6月にも3600ドル台トライへと向かう可能性も。
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