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地政学リスクで急騰のNY金、一段高か急反落かは中東情勢次第

地政学リスクで急騰のNY金、一段高か急反落かは中東情勢次第

9月後半に中期三角保合いを下方ブレイクしたNY金は10月初旬に1823.5ドルまで下落。 想定された下値目安1820ドル近辺はN計算値からも算出され、週足の雲の下限にもサポートされて絶好の反発水準にもなって切り返し。
反発局面ではCPIの上フレなどでの一服をはさみながらも週末には、イスラエルのガザ侵攻への警戒感から、中東情勢悪化懸念で原油価格とともにリスク回避の金買いも進行。
中期三角保合下放れとなって9日続落での下げ幅を帳消しにする急騰となったNY金は、ちょうど中期三角保合い先端部分に到達。

リスク回避の流れが続くかどうかは中東情勢次第、目先はイスラエルによるガザへの侵攻などの状況次第という状況にも。
事態悪化で市場へのさらなる影響も懸念される状況となれば、一段高も想定されるNY金は中期三角保合い上方ブレイクへと切り返す形に。
5月高値(2085.4)から10月安値(1823.5)の半値戻し(1954.5)や一目均衡表の雲の抵抗帯など、複数の抵抗水準となりうる節目が集中する水準も突破する形にもなり、
61.8%戻し(1985.4)から2000ドルの大台回復なども意識される展開にも。

逆に事態悪化が限定的となれば、反発局面も限定的となる可能性も。
複数の抵抗水準が集中する水準を突破し切れず、中期三角保合い上方ブレイクには失敗となった場合には、再びFRBの利上げ見通しなどが意識され、5月から上値を切り下げ続ける軟調局面再開という展開にも。

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