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保合い下抜けから上抜けへ、地政学リスクで急反発一服後のNY金

保合い下抜けから上抜けへ、地政学リスクで急反発一服後のNY金

中東情勢不安に伴うリスク回避の流れと追加利上げ観測後退などから急騰局面を形成中のNY金。
5月以降の中期三角保合い下抜け局面では、N計算値適用で下げ幅も妥当なところで折り返し。
反発後の急騰局面では、5月高値(2085.4)から10月安値(1823.5)の61.8%戻し(1985.4)を達成してさらに一段高、今週末高値では7月高値にほぼ並ぶ2009.2ドルまで上昇。
一目均衡表では雲の下抜けで三役逆転から、上抜けて三役好転へとめまぐるしく情勢が切り替わる乱高下。
また、急落局面スタート時期と重なる9月22日から25日にかけてはちょうど雲のねじれも発生。その後10月10日から13日にかけては2回連続で雲のねじれが発生。ちょうどガザ紛争勃発とともにNY金は急反発局面がスタート。

中東情勢を巡っては、米国によるイスラエルのガザ侵攻遅延交渉やエジプト他、周辺各国の現地支援や停戦交渉なども進行し、事態悪化への懸念は少しづつ緩和の可能性も。
そんな状況下で、それなりの反発をこなして上ヒゲを残したNY金の現状からは、いったん落ち着き始めるような展開にも。
水準的にも、最近の変動値幅の50%戻しや雲の抵抗帯、200日移動平均線など、中立付近を含んで新たな保合い形成へと向かう可能性もありそうです。

次回の雲のねじれは11月末、その前にねじれは生じないものの、10月末から11月初旬にかけてはこれまで水平状態で推移してきた雲の抵抗帯が急降下するタイミング。
ちょうどFOMCの時期も重なり、流れが変わりやすい要注意時期となるかもしれません。

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