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NYプラチナの攻防ポイントも7月雇用統計と半値戻しと雲の上限

NYプラチナの攻防ポイントも7月雇用統計と半値戻しと雲の上限

NY金はこの週末に反落となりましたが、日柄的に夏場の攻防ポイントとなる可能性も高まる7月雇用統計発表日、8月第1週の週末に発生する雲のねじれ付近に向けて、水準的な攻防ポイントになりうる6月高値から安値の半値戻しを一度は達成。7月後半は半値戻しから上へと抜け出すか、下へと反落基調が進行するのか、それによって8月初旬の反転ポイントでの方向性が決まりかねない、重要なフェーズを迎えることになります。

NY金への追随傾向を強めつつあるNYプラチナにとっても、この夏場の攻防ポイントとしては、日柄的には8月第1週の7月雇用統計前後のタイミングが、そして水準的にも5月高値(1281.4)から6月安値(1021.7)の半値戻し(1151.6)が重要水準として意識されそうな状況にもなってきました。

NYプラチナは今週、半値戻しにあとわずかのところまで上昇して失速してはいますが、6月安値からは着実に下値を切り上げ、足下では200日移動平均線にもサポートされ、MACDラインも堅調推な流れを示す状況に。ただしマイナス圏を抜けきれないところに上方向への勢いに欠ける一面も見え隠れ。

それでも、200日線や20日線などにサポートされて横ばい傾向を維持するだけでも雲の中へと横滑り。6月安値からの右肩上がりのサポートラインを維持できれば、月末月初には半値戻し(1151.6)と重なる雲の上限との攻防へも。

7月雇用統計発表の8月初旬、NY金の雲のねじれのタイミングを、半値戻しの下での低迷状態で迎えることになった場合、雇用統計のネガティブサプライズなどがあれば流れ反転で反発基調へ。追随するプラチナも半値戻しの下から上へ、雲の下限の下から雲の中へ、あるいは雲の中から雲の上抜けへ、そんな悲観から好転への反発シナリオも成り立ちそうです。

早めのタイミングで半値戻し上抜けへと、楽観シナリオで7月後半を推移した場合には、8月初旬の反落シナリオが警戒される金に追随しやすいプラチナも半値戻し超えから下へ、雲の上から中へ、中から下へと楽観から悲観への反落シナリオも警戒されます。

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