NY金は今年、春から初夏までの保ち合いを抜け出し、6月末から中期上昇トレンドを形成。
6月26日安値(2304.7)を起点に、10月30日高値(2801.8)まで、4ヵ月で500ドルほど水準を切り上げた上昇局面では、5回の短期上昇局面と、5回の調整局面を繰り返してきました。
足下では、米大統領選やFOMCなどのビッグイベントの週を通過し、5回めの調整局面を終えた可能性が高まる状況に。
これまで5回の上昇局面では、平均182.0ドル、7.5%上昇。5回めのの上昇値幅も183.0ドル、7.0%と平均レベル。
これまで5回の調整局面では、平均112.9ドル、上昇値幅に対する調整率としては平均62.2%。5回めの調整局面を11月7日で終えたと仮定すると、5回めは151.5ドル下落し、調整率は82.8%。1回めの調整局面の136.5ドル、74.3%を大きく上回り、今回の中期上昇トレンド内での短期調整局面としては最大。
短期的には行き過ぎとなって中期トレンド維持へと向かえば、これまで5回の平均上昇率7.5%を適用すると2850ドル、最低上昇率6.9%の場合でも2830ドル。
中期上昇トレンド継続なら、年末に向けて2800ドル台再トライ、最高値更新再トライへと向かう可能性。
既に中期上昇トレンド崩れ、もしくは大幅調整局面入り、と仮定した場合、6月末から10月末最高値の23.6%戻し(2684.5)を達成し、38.2%戻し(2611.9)が次の調整目安に。
そうなると、一目均衡表の雲の上限割れへ、その後の展開見通しも雲の中へ。
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