本日の金相場プラチナ相場

国内金価格・プラチナ価格とNY金相場・プラチナ相場、為替・ドル円相場のチャートとテクニカル情報を日々チェック。独自の相場観とデータ分析を元に相場動向を分析します。

0.50%利下げ観測再燃、FOMC前にNY金は2610ドルトライ

0.50%利下げ観測再燃、FOMC前にNY金は2610ドルトライ

9月FOMCでの利下げ開始が規定路線となり、夏場に堅調推移となったNY金。
インフレ収束と労働市場の悪化懸念や景気減速への警戒感などから大幅利下げ観測も台頭。
9月会合では0.25%利下げか、それとも0.50%利下げか。米経済指標に一喜一憂しながら利下げペース予想もタカ・ハト交錯状態に。
この流れを反映する形となったNY金は8月後半から9月上旬にかけて、概ね2510ドルから2560ドル近辺まで、50ドル程のレンジで保ち合いを形成。

FOMCでの利下げ見通しが浅めにとどまるようなら、保ち合い下方ブレイクへ、保ち合い値幅分、50ドル程下落すると2460ドル。2400ドル台後半へとレンジ切り下げの可能性。
逆に利下げ見通しが深め、積極的となれば保ち合い上方ブレイクへ、保ち合い値幅分、50ドル程上昇すると2610ドル。2600ドルの大台トライへと向かう可能性も。

1週間前の、そんな予想が早くも現実に。しかもFOMC前に、揺れる0.5%利下げ観測は、9月第2週にいったん後退後に再加速、反動で増した勢いがNY金の価格高騰に反映される格好となって急騰。一気に2600ドルの大台を突破して一段高、保ち合い値幅分上昇した場合の上方ブレイク後の高値目安2610ドルにも到達。

ある程度0.50%利下げを織り込んだ可能性もあり、実際にFOMCで0.50%利下げとなった場合、もはやインパクトはなく、いったん保ち合いか小幅調整、今後の利下げペース次第でゆるやかに、多少の堅調推移程度か。
逆に0.25%利下げとなった場合には、巻き戻しの展開も想定され、6月末安値(2304.7)から最高値(2614.6)の23.6%戻し(2541.5)近辺、夏場の保ち合い上限付近、2550ドル近辺までの調整は想定可能に。今後の利下げペース見通しなどの状況により、夏場の保ち合いレンジに押し戻されるようなて展開となる可能性も。

スポンサーリンク
 


浅めの調整で2500ドル維持のNY金、利下げペース次第で2600ドルも(9/8)
利下げフェーズ入り確定で上昇局面一服、NY金は調整へ(9/1)
パウエル議長の9月利下げ開始示唆でNY金は最高値圏再トライ(8/25)