8月20日に2570.4ドルの最高値を記録して夏場の急騰局面一服となったNY金、その後の調整局面でも2500ドルの大台を維持。
6月末安値(2304.7)から8月最高値(2570.4)の23.6%戻し(2507.7)近辺まで、浅めの調整にとどまって高値保ち合いの様相で9月FOMCへ。
雇用情勢軟化を市場はやや過剰に意識し、リセッション懸念も考慮して年内1.25%分、0.25%×5回分、3回のFOMCでは0.25%利下げ1回と0.50%利下げ2回分を織り込み始めており、9月FOMCでの見通しとの乖離も警戒されそうな状況にも。
FRB高官からも複数回利下げを支持する発言も聞かれ始めてはいるものの、現時点では年内0.25%利下げ×3回ないし4回、合計0.75%から1.00%利下げが落とし所のようにも。
次週のCPIを経て第3週のFOMCでの見通しがタカ派的、浅めの利下げ見通しとなればNY金は高値保ち合いから調整局面拡大方向へも。
逆にハト派的、深めの利下げ見通しとなるようなら、NY金は高値保ち合いから上抜けトライへと向かう可能性も。
概ね2510ドルから2560ドル近辺までの50ドル程のレンジで保ち合い形成中のNY金、
利下げ見通しが浅めにとどまるようなら2500ドル割れへと調整局面拡大へ、2400ドル台後半へとレンジ引き下げの展開へ。
利下げ見通しが深めとなれば、2600ドルの大台トライへと向かう可能性も。
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